開幕戦勝利から一夜明けた今日は国士大との対戦。前半で2点のビハインドを抱えるも、夏で磨いた粘り強さで試合終了5分前には24-24の同点に。しかしそこからの1点が生まれないままホイッスル。逆転勝利が見えていただけに悔しい引き分けとなった。

◆8・31~9・28関東学生秋季1部リーグ戦(日大八幡山体育館他)

▼9・1 対国士大戦(日大八幡山体育館)

明大24{13-15、11-9}24国士大

 立ち上がりに課題が残った昨日の東海大戦。その反省を生かし今日は序盤から攻め立てた。試合開始40秒の服部將成(法3=中部大春日丘)の速攻を皮切りに、前半5分までに一挙4連続得点。また、その間無失点というあまりに理想的な入り。この時チームはすでに浮ついていたのかもしれない。「勢いそのままに試合を進めようとしてしまっていた」(山田信也主将・政経4=愛知県私立愛知)。大崩れはしないもののどこか噛み合わない明大と、堅実に調子を上げ始めた国士大。立ち上がりは確かに克服したにもかかわらず、前半戦を終えて残ったのは13-15の点差ばかりだった。

 だがそんな空気も守護神・高橋海(営2=法政二)には関係ない。ミスから生まれた逆速攻も、国士大の時間をかけた攻撃も。恵まれた体格を目一杯生かし淡々とボールを弾き続けた。

 ディフェンス以外でもその存在感はいかんなく発揮される。後半25分、点差を何とか詰め23-24にまで追いすがった明大セブンだが「前を狙いすぎた」(山田)ミスで、敵陣へボールが渡ってしまう。しかしこの正念場でまたしても高橋が好セーブ。そのままパスをつなぎ速攻を展開すると、最後は可児大輝(政経1=春日丘)のシュートがネットを揺らし、差を完全に埋め切った。「自分たちで流れをつくれないときは、キーパーがつくってくれる」(山田)とオフェンス陣も全幅の信頼。「追い付いてきたときだからこそ、もう一度チームを締める」(高橋)。21歳以下の世界代表にも選出された実力と冷静さは、攻守両方の要を担っている。

 最終盤1分の拙攻が響き白星こそ残せなかったが、春季リーグで完敗した国士大に引き分けたことで「負けないチームになってきた」(加藤良典監督)と好感触を得た。次戦の強豪・筑波大戦にも「勝ち切るチームになるだけ」と気合十分だ。開幕2戦で十分に証明できただろう。秋の明大は、強い。

[島田雄貴]


 試合後のコメント

加藤監督

ーー今日の試合を振り返っていかがでしたか。

  「疲れました。昨日立ち上がりが悪かったので、今日は全開でいこうと話していて、速攻で点も取れていたので良かったです。途中3点リードされてからなかなか追い付けない展開で、厳しい戦いでした」

ーー今日良かった選手はいらっしゃいますか。

  「やっぱり高橋です。昨日から継続して、ノーマークシュートだったり、相手にリズムがいきそうなところを止めてくれたので、またこっちにリズムを引き戻すというか。そういうキーピングをしてくれました」

高橋

ーー昨日から本当に調子が良いですね。

  「やっぱり代表の世界選手権で世界とやる中で、自分の課題、足りない部分を修正できたことが大きいと思います」

ーー24-24の同点もご自身のセーブから生まれました。

  「追い付いてきたときだからこそ、嬉しいで終わらず、そこでもう一度チームを締める。同点に追い付いたからこそ0-0からやる、というのを意識していました」