いよいよ、BIG BEARSにとって負けることのできない戦い、関東学生秋季リーグ戦が開幕を迎える。今年で就任3年目を迎え、チームの顔として200人近い選手、スタッフ、コーチ陣をまとめ上げる高岡勝監督(平4人卒=静岡聖光学院)、1年時からリーグ戦へ出場し続け、今年でいよいよラストイヤーを迎えた頼れるチームの大黒柱・池田直人主将(法4=東京・早大学院)に、夏合宿までの振り返り、そして秋シーズンへの意気込みを語っていただいた。


※この取材は8月24日に行われたものです。


「春は結果としては奮わないかたちになってしまいました」(池田)


春シーズンを振り返る池田主将

――改めて、春シーズンを振り返っていかがですか

池田 最初の早慶戦は出だしよく快勝できたんですけど、それ以降はODKそれぞれが噛み合わない部分があって。特にキッキングのミスが響いてしまって、春は結果としては奮わないかたちになってしまいました。僕らとしてはベースを強化するという目的でやってきた春ですけど、その点に関してもディフェンスではまだまだ精度がいまいち上がらなかったというところで課題はすごい残ったところなのかなと思います。あとは、キックの精度がいまいち上がらないというところはチーム力として問題のところだと思っているので、そこは1番の課題だったかなと思います。あとは、プレー以外の面での緩さだったりとかが見られて、そこに対してアプローチしていかなくてはいけないという時間を割いてしまったので、そこはチームの弱さとして課題が残る部分ですね。

高岡 春は新人戦を含めて全部で8試合やってきたんですけど、各試合ごとに課題を持ってやってきました。メンバーも割と幅広く出場して、特にQBは柴崎頼みの状況を改善するために色々な選手を使いました。池田主将も言ったんですけど、ゲーム内容についても課題が浮き彫りになった春だったなと思います。やはり、モラル面に関しては、我々が求めているチーム像についての「これを徹底していこう」という話は幹部と一緒に今年のスタート時期からずっと話してきて、モラルが徹底されているかということがプレーにも影響してくるという部分を選手が感じてくれればいいなというところですね。春シーズンは本当に課題が浮き彫りになったシーズンでした。

――春シーズンで得た収穫は何かありますか

池田 昨年まで出ていなかった選手の活躍が見られたのは僕の中では良かったなと思いますね。ディフェンスの中では下級生のLBが最近上手くなってきていますし、あとはDBでは武本(昌士、社4=東京・早実)であったり渡辺(大地、教4=東京・早実)であったりも昨年まで出ていなかった中で、今年はいろいろと活躍したりっていうのがあるので、JVでやっていた選手だったりの活躍が見られた選手だったかなと思います。

高岡 我々はチーム全体としてサイズがないので、どうやって関西に勝つかという部分で、トレーニングも新しくして、新しいトレーナーのもと練習しているんですけど、少しずつですけどその効果は出てきているかなというのが1つの成果ですね。今年は春シーズンの結果を見て、最終的に42人に背番号を渡すことにしたんですけど、春の8試合の中で競争力が芽生えてきたのも成果の1つかなと思います。

――多くの選手が出られた春シーズンでしたが、マネジメントの部分で苦労された部分はありますか

高岡 うちのチームのクラブの苦労であり、良いところは部員が多いところなので、けがで抜けているところとかに新たな戦力を使えるというところでは、春シーズンは色々と試せたと思いますね。

――4年生が、けがなどで離脱していく中で、主将として引っ張っていく難しさなどはありましたか

池田 ずっと大変でしたね。(笑)けが人っていう面で見ると、例年と比べると大けがをする選手が少なかった感じはありました。DLは少しけが人が多くなってしまって、少ない人数で頑張って行ったという感じなんですけど、全体で見るとけがに対する心配は少なかったので、新しいトレーニングの成果なのかなって僕は思います。DLもけが人が出てる中で、下級生の活躍だったりが見られて、多くの選手の成長があって。デプスに関しても誰が出るか分からないくらいの競争が出てきたので、その点は良かったのかなと思います。

――春シーズンの対談でお話しされていました、新しいトレーニング「竹トレ」ですが、試合を重ねていく中で、その成果はというのは感じられていましたか

池田 まだ分からないですね。春シーズンはやってきてはいたんですけど、春シーズンだけではまだ身についていないと思います。でも、あんまり試合でしんどくなることはなくなったかなと思います。ロングドライブされても、いつも通りのパフォーマンスができるようになりましたし。

高岡 春は、トレーニングで体力的にしんどくしながら試合をしてきたので。(笑)でも、それでも動けてたよな?

池田 はい、全然大丈夫でした。

「秋にどう戦っていくかというチーム作りをしてきました」(高岡)


夏合宿について語る高岡監督

――夏合宿についてお聞きしていきます。10泊11日の夏合宿の中で、特に重点的に取り組まれてきたことなどはありますか

高岡 それは内緒です、、、。嘘です。(笑)

一同 (笑)

池田 1番大事なところとしては、10泊11日も一緒にいる中で、チームの団結力であったりとか、全体としてどうやって日本一へ向かっていくかという気持ちの部分ですね。そこに関しては合宿初日からずっと僕が言い続けて、毎日4年生がミーティングをして、お互いが日本一に対してどう取り組むかっていう話を厳しくしました。プレー面においては、春シーズンはうまくいかなくて、ディフェンスとしてもキッキングにしても難しいことはやっていなくて。精度の部分にフォーカスして、そこをどれだけこだわってやるかというところでやってきているので、1日の限られた時間の中でどれだけ高められるかというところに関してやってきました。

高岡 合宿に入った時に「合宿をやることが目的ではなくて、秋シーズンを戦うために合宿で何をするか」ということをみんなで考えて、もう一度確認しながらやるということを話した上で取り組みました。いま池田が言ったように、春はベースプレーをメインにやってきましたので、秋にどう戦っていくかというチーム作りをしてきました。台風が直撃したりと、コンディション的にはベストではなかったんですけど、宿の方の協力もあって体育館を貸してもらったりして、8割くらいのメニューは消化できたかなという感じですね。毎年、4年生がそこで最後のシーズンをどう送っていくかという話し合いを自主的に行なっているんですけど、その効果がこれから出てくるかなというところですね。

――合宿のテーマなどは立てられましたか

池田 具体的なテーマっていうのは立ててはいなかったんですけど、まだまだチームの中で向いている方向が違かったりとか、4年生の中でも「日本一になりたい」という気持ちはみんなが持っていても、そこに対して本気でやっている選手がどれだけいるかという部分で。その気持ちを全員で統一して、リーグ戦へ向かっていくということは僕の中で第一にやりたいことでした。その中で、1つ1つのプレーに対して本気で取り組めるかというところで、プレーに対して雑にやってしまうと下手くそになってしまう練習になってしまうので、その1プレーでどれだけ上手くなれるかということを心がけてプレーさせるようにしました。

――夏合宿を経て特に成長した選手やパートなどはありますか

池田 1番成長した選手は、僕の中ではDBの武本かなと思います。あとはLBの3年生の森田(捷駿、社3=東京・早実)と橘(風雅、教3=大阪・豊中)が合宿内で僕と野城(翔也、創理4=東京・西)で話していて、あいつらうまいなってなって話をしてました。

高岡 この選手っていうよりも、コンビネーションという意味では、オフェンスもディフェンスも強化しにいった合宿なので、そういう意味では精度は徐々に上がってきているなと思います。ようやく1年生が上級生と一緒に混ざって練習する機会ができたので、これはもう先の話になるんですけど色々な1年生の特徴が分かってきて、彼らの成長も見れましたので、成果としてはその点ですね。

――1年生が練習に入ることで、チームが活気付いたりなどはありますか

池田 まだ1年生は練習についていくので精一杯ですね。自分のことに精一杯なので。(笑)

高岡 むしろ上級生より声出てないかもな。(笑)

池田 1年生は経験者でも大学のフットボールに順応していくことにがむしゃらにやっていますね。その中でも、未経験のDB石野(亨介、文1=千葉・渋谷教育幕張)とかは上級生と一緒に練習してたりとか、上で活躍しそうなの1年生も合宿で見えてきたので良かったなと思います。

――10泊11日ということで、普段見れないチームメイトの姿や、コーチ陣の特徴などを知ったりなどはありしたか

池田 同期なんかは4年目なのであんまりなかったですね。(笑)1年生だと、LBの城風太(文1=神奈川・鎌倉)と同じ部屋だったんですけど、合宿終わった次の日に富士山に登ってて。

高岡 え!?練習量が足りなかったな!城はね。苦しくても表情に出さないからね。

池田 しんどいとは言ってたんですけどね。

――合宿の中日は何をされていましたか

池田 ふつうにオフでしたね。

高岡 ミーティングって言っとけよ!!(笑)

池田 ミーティングですね。

一同 (笑)

――合宿地の山梨の環境はいかがでしたか

高岡 3日目の午前中がすごく暑くて、熱中症が出たりで。気候の特徴が分かったんですけど、晴れてる日は午後に30分くらい雷だったりして。そこを過ごせば天気も回復するので、待機してやったりしてでしたね。後半は台風の影響で寒くて、寒暖の差が激しくて体調不良が何名か出てしまいましたね。早実勢がね、体が弱くてね。(笑)皆帰れ!って言って。(笑)

――現状のチーム状況についてお聞きします。春の早慶戦対談の際に、池田主将が「規律を守って、お互いが尊敬し合えるチーム」を作っていきたいというお話がありましたが、現状のチーム状況としてはいかがですか

池田 春の状況を見ても、規律という面に関してはまだまだ4年生から全うできている部分とできていない部分があって。そういった部分に関してはう〜〜〜んって感じですね。お互いに尊敬し合えるという部分では、尊敬はし合えてるとは思います。

――夏合宿までの練習を経て、春シーズンと比べて課題が改善されてきたかなという印象はありますか

池田 プレーの精度は上がってきてはいますが、合宿が終わってからの練習が緩んでしまっていて。秋シーズンに入るまでのこの2週間は毎年のことなので、4年生から変えていかなくちゃいけないんですけど。そこに関しては夏合宿で積み上げてきたものがまた0からになってしまっているなというのが僕も思っているところです。昨日の練習とかも締まらないものだったので、きょうも4年生ミーティングをして、もう一回しっかり考えようという話をして。明日からも練習があるんですけど、そこで僕らがどれだけやれるかが大事になってくると思うので。初戦の東大はBIG8から上がってきて、戦ったことがないので実力は分からないですし、僕らの中にどこかおごりがある部分もあると思っているので、そこはしっかり僕がコントロールしていかなきゃいけないなと思います。

――チーム始動から約半年が経ち、今年のチームカラーなどもかなり見えてきたかと思いますが、お2人から見て今年のチームはどのようなチームですか

池田 今年のチームは仲が良いっていうのが1番の特徴だと思いますが、仲が良すぎるあまり楽な方向に逃げてしまうのが僕らのチームかなと思っています。

高岡 そうですね。「闘志」が欲しいな!(笑)

――副将2人についてお聞きしたいのですが、DL二村康介(文構=東京・獨協)選手は春シーズン1度も出場されていませんでしたが、状態としてはいかがですが

高岡 元気です。

池田 二村が入ると、彼は圧倒的に強いので、プレーを見てても他のDLとは圧倒的に違うので。その部分では信頼してますね。

――けがの影響などは見られますか

池田 今は全くないですけど、二村はけがが多いのでいつどうなるのかが分からないのは少し心配ですけど。

高岡 (けがをしたのが)靭帯とか骨ではないので、その分は秋にしっかりとやってほしいなと思います。痛みに弱いんですよね。

――二村選手は昨年度主将の斉川主将の高校の後輩ですね

高岡 そうですね。クラブは違うんですけど。斉川も痛がりだったので。4年になって痛みに強くなっていったので、獨協高校の選手はそういう感じなんですかね。(笑)4年パワーで頑張ってもらいたいですね。

――もう1人の副将、QB柴崎哲平(政経4=東京・早大学院)選手についてお聞きします。池田主将は高校時代から共にプレーをしてきて今年で7年目になりますが、信頼関係などはいかがですか

池田 オフェンスというくくりでは僕は関わっていないので、そっちはオフェンスリーダーの高瀬(滉平、政経4=東京・早大学院)と柴崎に任せています。オフェンスの中では今年は特にOLが多いんですけど、優しい性格の選手が多いこともあって今年のスローガンの「闘志」という面ではもう少し出してほしいかなというところですね。まぁ、リーダーの高瀬があんな感じなので。

高岡 あんな感じじゃ分からないだろ。(笑)

一同 (笑)

――高岡監督から見た副将2人はいかがですか

高岡 そうですね。池田と二村と柴崎でうまくやってくれていますね。二村はけがもあったので、秋はもっと頑張ってほしいですし、柴崎はちょっと髪が長いので、そこが気になるところですね。(笑)柴崎は昨年からQBとしてリーダーシップを持って頑張っていたので、あとはあいつが「走って」闘志を見せてくれたら皆も付いてくると思うので、そういう部分でガッツあるプレーに期待しています。

「絶対に日本一になれるように」(池田)「我々のフットボールを1人1人がどこまで突き詰められるか」(高岡)


秋シーズンへの意気込みを語る池田主将(左)と高岡監督

――では最後に秋シーズンについてお聞きしていきます。池田主将はラストシーズンになりますが、開幕前の心持ちとしてはいかがですか

池田 僕は試合とかで緊張とかはしないんですけど、いま東大の試合のビデオとかでプレーを見ていて、怖いなという印象を持っていて。相手は森ヘッドコーチ(東大)含め、アメフトを知っている方がいて、早稲田を崩すことを考えてると思います。LBとしては練習をやっていく中で、今まであまり戦ったことのないスキームの相手なのでそこに対してアジャストするのが難しいなというのがあります。そこに対していま練習で慣れていっている段階なので、そこで崩されないようにしないとなと思っています。あとは、チームとしてまだ東大に対して危機感を感じていない選手が多い点も問題ですね。早稲田はスロースターターと言われていますし、毎年第1節は波乱が起きているので、最初出鼻をくじかれた時に自分たちがどうなっていくのかが怖い部分ではあるので、東大へ向けては練習でしっかりとやっていきたいなと思っています。気持ちとしては、東大に対してしっかりとオフェンス、ディフェンス、キッキングが噛み合った試合ができるよう準備して、しっかりと完勝したいなと思います。

――高岡監督はいかがですか

高岡 試合の結果についてはね、相手がすごい強ければ勝てないこともありますし、我々がどういうフットボールをやるかということしかないんですね。東大に関してはデータもないので。なので、東大戦に関しては我々がどうやっていくかでしかないということは選手たちやコーチにも言ってます。そういう点では合宿から帰った1週間ではとてもそういう練習の仕上がりにはなっていないので、残り1週間で我々のフットボールを1人1人がどこまで突き詰められるかというところは不安でもあり、選手たちへの期待でもあります。

――池田主将は4年間出場されてきましたが、4年目になってリーグ戦に入る前の心持ちに変化はありますか

池田 僕はあんまり緊張とかはしないので、そういったところは変わらないですね。毎年僕は気持ちを入れてるんで、そこに関しても同じで。ただ今年は引退なので、本当に日本一になりたいという気持ちは特に強いです。僕らが日本一になるためには日々成長しなければいけない。今の時点では日本一のチームではないので、試合も含めてどれどれ成長できるか。試合が1番チームとして成長できる場なので、そこを含めてどれだけ成長していけるかがカギになってくると思います。今年は「闘志」というスローガンを立ててやってきて、東大戦も「気持ち」っていうスローガンをたてたんですけど、東大は「気持ち」であったり「闘志」の部分を1プレー1プレー出して勝てるかどうかという相手だと思っているので、そこの気持ちは全員出していければなと思っています。

――高岡監督は監督就任3年目ですが、シーズン前のお気持ちとしてはいかがですか

高岡 まぁ、毎年チームの特徴は違うのでどういうアプローチで持っていくのかは違うと思うんですけど。初年度は春シーズンの調子が良くて優勝候補と言われていた中で、そのままシーズンに入って毎試合毎試合苦しい試合をして結果は2位でした。昨年は日大のゴタゴタがあって、監督以外の部分でも時間を取られたりとかがあって。今年は自分の子供も池田もですし、高校の時から見ているメンバーのラストイヤーですし、私自身も毎年ラストイヤーという気持ちでやっているので、今年どう戦うかということだけを考えてやっています。TOP8は1戦負けたら優勝は難しいので、どう選手たちが悔いのない試合をできるかということしか考えていないですね。

――リーグ戦は全7試合ありますが、その中でも特に警戒されているチームはありますか

池田 僕としてはまず初節の東大ですね。お互い初節というところで1ヶ月以上僕らに対しての練習をしてきてると思うので、万全な準備で向かってくる相手に対して1つ警戒していかなくてはいけないところですね。春に明大に負けているので、明大に対しては僕らもチャレンジャーとして挑んでいかなくてはいけないですし、法大に関しても、春は結果があまり出ていなかったらしいですけど、実際身体のサイズとかを見るとラインズとかもでかいですし、成長されてきていると伺っているので警戒しています。で、ほとんど全部になっちゃうんですけど、中大も今年からライズ(ノジマ相模原ライズ)と提携しているというところなので、アサインメントがどう変わってくるか分からないというところで、昨年の中大とは違うと思うので、特にディフェンスとしては怖いなと思っています。

高岡 まぁ、まずは入りの東大ですね。あとは過去のデータから見ると、最初の2戦である程度優位に勝った年は3戦目で負けるというデータが多いので、池田も話してましたけど3戦目が中大というところで。中大はリクルートもかなりしっかりとやられているチームなので、そういう意味でも昨年みたいな試合展開はないだろうというところで、2戦勝利した場合の3戦目をどう戦うかが1つのキーポイントになってくると思います。あとはやはり法大、明大っていうのが最後の山場になってくると思うので、そこまで全勝でいけるかっていうのが我々にとっての甲子園へ向けた試金石だと考えています。

――慶大戦が敵地・慶大日吉グラウンドで行われますが、アウエーでのプレーに対しての対策などはありますが

池田 僕はあまりそういうのを感じないタイプなので、QBとかはプレッシャーを感じるかなとは思います。逆に、アウエーではありますが相手にとってはホームで気持ちの持ちようが難しいんじゃないかなと思っていて。アウエーという点に対しての心配はあまりしていません。特に甲子園ボウルに行ったら間違いなくアウエーで戦うことは確実なので、アウエーで負けるようなチームじゃダメですね。

――春シーズンも含め、雨の試合では苦戦されているイメージが強いですがその点はいかがですか

池田 僕はディフェンスですし、そこまでボールを扱うポジションではないので、逆に雨が降ったら相手のQBがしっかり投げれないのでラッキーという感じなんですけど。オフェンスのスキル陣、特にWRとかはグローブとかも変えたりして、いつもとはコンディションが違うところでやらなくてはいけないので、そこはやりづらいのかなと思います。過去の試合を見ても、一昨年の日大戦も負けていますし、練習を見ていても雨の日はオフェンスの調子が出ていないのでそこは少し心配していますね。

――リーグ戦へ向けて色々と話し合われていると思いますが、チームとして数字面での目標などは立てられていますか

高岡 特にはですかね。まぁ、シーズンの後半になってきて、得失点差が絡んでくるとゲームプランとしても変えていかなきゃいけないですけど、最初はどう自分たちのフットボールをやっていくかというところですね。

池田 そうですね。点差は結果論なので、自分たちのできる力を100%出せるかというのが目標というか、そこでどれだけ戦うかが大事だと思うので、数字に関してはそこまで重要視していないですね。

――池田主将個人としては、今年はサックなどの数字に見える結果を残していきたいというお話でしたが、秋シーズンの目標としてはいかがですか

池田 1、2年は活躍できたんですけど、昨年は全然活躍できなかったので今年はインターセプトしていきたいな思っています。東大戦に関してはインターセプトするイメージはもうできているので。

高岡 合宿の練習でもインターセプトしてたから大丈夫だよな。

池田 大丈夫です。1年生の時は前の方にセットしていたのでロスタックルやQBサックはしやすかったんですけど、今は少し下がった位置にいる中で、ロスタックルやQBサックは狙いつつインターセプトもできればなというところですね。そういうプレーができるようになったというのが僕の4年間の成長だと思いますし、どっちも狙えるというのが僕の強みでもあると思います。数字はどのくらいできるかは分からないんですけど、結果にはこだわって自分自身プレーしていかなくてはいけないんじゃないかなと思います。

――最後にリーグ戦全体へ向けた意気込みをお願いします

池田 僕らは今年「闘志」というスローガンでやってきているので、それをどれだけ全員が出せるかというところで、1人1人がどれだけ「闘志」を出せるかというところをしっかりとやっていきたいなと思います。もう1つ、秋のスローガンとして「日々成長する」というのを全体に掲げているので、全員が「闘志」を出して、日々日本一に向けて成長するか。まだまだ日本一ではないこのチームを日本一にするためには1プレー1プレーを大切にして、自分たちをどれだけ追い込めるかが大切になってくるので、そこに対して本気でやって絶対に日本一になれるように、1試合1試合成長していきたいと思います。

高岡 今年は4年生が多い代なので、試合にレギュラーとして出られる選手、出られない選手、もしかしたら全く出られない選手も出てくるかと思うんですけど、やっぱり自分のやれることを皆がしっかりやって、最後シーズンをやりきったときのベストなかたちとしては日本一だと思うんですけど、たとえ日本一になれなかったとしても、4年生全員がこのチームにいて成長できたなと思えるチームになっていればいいなと思います。

――ありがとうございました!


リーグ戦への意気込みを色紙に書いてくださりました!

(取材・編集 涌井統矢 写真 高橋さくら)

◆高岡勝(たかおか・まさる)監督

1968(昭43)年6月22日生まれ。静岡聖光学院高出身。1992(平4)年人間科学部卒。今年で監督就任後3年目を迎えた高岡監督。初戦の東大戦へ向けて「自分たちのフットボールをしよう」という意味を込めて『BIG BEARS FOOTBALL』と書いてくださりました!

◆池田直人(いけだ・なおと)主将

1997(平9)年7月24日生まれ。168センチ、85キロ。東京・早大学院高出身。法学部4年。LB。主将として、そしてディフェンス陣の要として期待の懸かる池田主将。初戦の東大戦へ向けての意気込みとして、チームスローガンである『闘志』を体現するため、『気持ち』と書いてくださりました!