令和元年度の秋季リーグが開幕した。春と同じく、初戦は東海大とのカード。開始直後から8分間得点が入らないなど立ち上がりは苦しんだものの、後半に入ると主導権は明大サイドへ。22分、可児大輝(政経1=春日丘)のシュートで逆転に成功すると、その後は流れにものって東海大を圧倒。秋の幕開けを勝利で飾った。

◆8・31~9・28関東学生秋季1部リーグ戦(日大八幡山体育館他)

▼8・31 対東海大戦(日大八幡山体育館)

○明大24{8-11、16-9}20東海大

 「最悪の立ち上がりだった」(高橋海・営2=法政二)。開幕戦の緊張からか、普段は起こりえないようなミスを連発。攻守に精彩を欠き、8分までに並べた得点はゼロ。山田信也主将(政経4=愛知県私立愛知)のポストシュートでようやくスコアボードを点灯させるも時すでに遅し。「立ち上がりの10分を引きずったまま前半が終わってしまった」(加藤良典監督)。

 3点ビハインドで迎えた後半はスタートから明大ペースの展開が続く。開始直後に中村有哉(営2=氷見)がゴールにねじ込むと「やっとエンジンがかかってきた」(加藤監督)。守備から流れをつくり、速攻プレーで得点を稼ぐ明大らしいハンドボールでじわじわと追い詰める。22分に1年生・可児の速攻プレーでついに逆転すると、そこからはもう明大の独壇場。東海大に隙を与えず、後半だけで16点を奪う猛攻で秋リーグ白星スタートに成功した。

 前後半を通し守護神・高橋の活躍が際立った。「流れが悪くても、いつかは明治の時間が来ると信じてプレーした」(高橋)。好セーブを連発し、苦しい局面が連続する中でもチームを鼓舞。前半波に乗る東海大セブンに対しても簡単にゴールは破らせなかった。「自分たちは挑戦者だという気持ちを持ってやっていきたい」(高橋)。春は8位に沈んだ明大。下克上の秋へ、気合は十分だ。

[高野順平]


試合後のコメント

加藤監督

――試合を振り返っていかがですか。

 「立ち上がりの10分を引きずったまま前半が終わってしまいました。自分たちのリズムを作れなかったのが1番良くなかったところです」

――国士大戦への意気込みをお願いします。

 「今日みたいな試合をしていたら絶対勝てないので、ゲームの中で選手たちとしっかりコミュニケーションをとって、勝ちにつなげられるようにします」

山田

――前半はミスが目立ちました。

   「最初はミスしてしまったのですが徐々に修正することができたので、新しいことに挑戦できたというところは良かったかなと思います」

――秋に向けて行ってきたことはありますか。

  「代表で何人か選手が抜けてしまって、全員で合わせるということが一ヶ月本当になかったので、あまり大きなところは変えずに速攻はしっかり直せば点数が取れるというイメージを形にできるよう練習してきました」


高橋

――前半はなかなか点が入らない中、GKとしてどのような心情でしたか。

 「やっぱりうまく行かない時間というのはどの試合でもあるので、今日はその時間が長かったのですが、絶対にそのあと自分たちの時間が来ると信じて、ここで止めればチームも勝てると思っていました」

――代表チームでの経験はいかがでしたか。

 「日々勉強という感じでした。大学リーグと比べると国際試合というのは全然レベルも違いますし、そういう経験は自分にとってありがたいと思いました」