悲願の頂へ上り詰める。昨年度は2種目で優勝を果たしたトラックで2位、ロードでも優勝者を出したものの、惜しくも総合2位で戦いを終えた明大自転車部。今年度の目標は総合優勝。少数精鋭のレーサーたちがどのような戦いを見せるのか注目だ。 …

 悲願の頂へ上り詰める。昨年度は2種目で優勝を果たしたトラックで2位、ロードでも優勝者を出したものの、惜しくも総合2位で戦いを終えた明大自転車部。今年度の目標は総合優勝。少数精鋭のレーサーたちがどのような戦いを見せるのか注目だ。

 

 第4回はロード班の5選手に、大会に向けての意気込みを語ってもらいました。(取材は8月7日に行ったものです。)

 

☆竹村拓主将(法4=北桑田)☆

――最後のインカレを控えての心境はいかがですか。

「いよいよだなという気持ちが大きくて、今まで走ってきた、昨年のインカレとか個人ロードとかよりも全てをかけて取り組んでいる感じです」

――就活など忙しい中でのコンディション調整は大変でしたか。

「すごく苦労しましたね。練習予定立てたり、データ引っ張って練習メニュー考えたりとか、その中で天気が悪かったり自分のメンタルがうまくいかなかったりとかでダメになったら修正してというのを繰り返して何とかつないでやってきて、徐々に上がってきたんですけど、個人ロードも全日本選手権も完走だけという形で終わってしまったので結果に結びついていなかったかなというのはあります」

――ロード班の仕上がりはいかがですか。

「結構みんな走れているかなと言う感じがあって、宇佐美が体調崩していましたけど、他の1年生に関しては白尾も走れていますし、花田も走れていますし、松村も練習中積極的にペース上げたり、自分もついていくのに必死な時もあったので。いい感じにまとまって、仕上がっているのではないかと思いますね」

――インカレでの目標は。

「インカレロード優勝、そしてインカレロード総合優勝並びにインカレ総合優勝一本です。そこはブレずに行きたいと思います」

――インカレへの意気込みをお願いします。

「集大成だと思っているので、練習もそうですけど自分の体調とメンタルをどういう風にうまく持っていくかが大事だと思っていて、今のところうまくいっていますし、自分はそういうのが得意なので、やり残しがなくスタートラインに立てば自ずと結果もついてくると思いますし、逆に自分の姿勢を後輩に見せて有終の美を飾って、次のバトンを渡してあげられたらと思います」

☆花田凱成(農3=祐誠)☆

ーーインカレ前の心境はいかがですか。

「去年のこの時期っていうのが、すごく体調を崩していて、2週間ぐらいテスト期間もあって乗れていない状態からの合宿とかだったので、不安の方が大きかったんですけど、今年はかなり順調に良い練習ができていて、練習の中でも走れているなという感覚もあって、かなり良い感じで合宿も行けそうです」

ーー作戦として考えていることはありますか。

「チームとしては10位以内を3人送り込むという大きい目標があって、今までそういう3人10位以内に入るというのは明治に無かったと思うので。みんなが上位に入れるようにというのは意識しながら走っています」

ーー昨年のインカレを振り返っていかがですか。

「昨年は本当にコンディションが悪くて、体調崩してからのインカレだったので。アシストだけというチームの方針だったのですが、そこで完走できたというのは自信にもなっていますし、今年は完走するだけじゃなくて自分が10位以内に入るというところを意識しながら練習しています」

ーーインカレに向けて意気込みをお願いします。

「インカレのためにこの暑い中練習しているので、毎日の苦しさを本番で報いることができるように、最後まで諦めないで走り切りたいと思います」

☆松村恭輔(政経2=栄北)☆

ーー現在のコンディションはいかがですか。

「悪くは無いですね。体重もいい感じに落ちてきているので、今年は調子がいい気がします。(体重について)増えてたというより、ずっと横ばいで。夏休み入ってからいきなり3キロくらい落ちましたね。朝ごはん食べずに5、6時間乗りに行くので。気づいたら落ちてました」

ーーチームで刺激になっている人はいますか。

「長距離だと(竹村)拓さんですかね。食事管理とかしっかりしていて、体重も落としてレースに向けて調整してきているので、そういうところは真似したいなと思ってます。(竹村さんはラストインカレ)最後なので、みんなで結果出していい感じに終わらせたいなとは思っています」

ーーインカレでの目標は。

「最低完走なんですけど、10位以内で入賞して、チームとしても10位以内に3人以上送り込めるようなレースをしたいなって思います」

ーー最後に意気込みをお願いします。

「去年より距離も乗れて調子が上がってきているので、調子を崩すことなくもっと上げて、インカレでいい結果を残せるように頑張りたいです」

☆宇佐美颯基(政経1=横浜創学館)☆

ーー自転車を始めたきっかけは何でしょうか。

「小学生のときマウンテンバイクを買ってもらって、それで楽しくなって、中学生になってロードバイクを買ってもらいました。中学の頃は趣味で、高校から競技で始めました」

ーー高校時代を振り返っていかがでしたか。

「めちゃくちゃ楽しかったです。自転車が好きなので、部活ない日でも毎日乗って練習してました。高校の部活が自転車好きな人が集まってきていたところだったので。筋トレなどはまったくしないで、乗っていただけです」

ーー高校との違いはありますか。

「練習環境は良くなったんですが、やはり寮なので家事とか洗濯とかを自分達でやらなきゃいけないのが負担です。自分がこの前実家に帰った理由も体調を崩したからなので、体調管理とかは難しいです。自分は生活で独立できていないので毎日大変です」

ーー得意な走り方はありますか。

「登りは得意なので、登りでひいて、スピードを上げてなるべく独走に持ち込みたいです。スプリント勝負になってくると勝ち目が低くなってくるので。自分はインターバル系の走りが得意なので」

ーーインカレの目標はありますか。

「3位以内と言いたいところなんですが、実際現実は厳しいので、一桁を目標にしてます。同学年でも強い人たちがいるので、負けないようにベストを尽くします」

☆白尾雄大(理工1=城北)☆

――自転車を始めたきっかけは何でしょうか。

「幼稚園から中学3年生までサッカーを続けていたんですけど、新しいことを始めたいなと思っていたところ、友だちに弱虫ペダルのアニメを教えてもらって見ていたら楽しそうだなと思って自転車競技部のある高校を探して入学しました」

――明治大学を目指したきっかけは。

「僕は一般生なので偏差値順に選んだとしか言えないんですけど、違う大学に受かった場合は自転車を続けられるかわかっていなくて、明治に入ることになったら自転車部に入ろうかなとも思っていなかったんですけど、いざ明治に入学するとなった時にそういえば明治なら自転車部があるなと思って、これは続けろってことかなと思って入りました」

――初のインカレを控えての心境はいかがですか。

「一般で入って、受験勉強の間自転車に全く乗れていなかったのでまだ高校時代の力を出せるように体を戻している途中なんですけど、それでもメンバーに入れてもらってとても光栄です。高校と違って大学のインカレだと大学対抗でポイントを取ることを重視されているので、僕が20位以内に入って1点でも取らなければならないと気合いが入っています」

――インカレでの目標と意気込みをお願いします。

「目標は20位以内です。20位以内に入って1ポイントでも取ってチームに貢献することです」

――5選手とも、ありがとうございました!

◆文部科学大臣杯 第75回全日本大学対抗選手権◆

トラック:8月24~26日(松本市美鈴湖自転車競技場 333.33m)

ロード:9月1日(長野県大町市美麻地区 公道周回コース1周13.4km)

[自転車部担当一同]