「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第7シードの錦織圭(日本/日清食品)は世界38位のアレックス・デミノー(オ…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第7シードの錦織圭(日本/日清食品)は世界38位のアレックス・デミノー(オーストラリア)と対戦する。錦織は2回戦後の伊達公子さんのインタビューで、3回戦の鍵はポイントを「決め切る」ことだと語った。

錦織はインタビューの中で、今回初対戦となるデミノーを「ディフェンスも良いし、足も速い」と評価。長いラリー戦になることを警戒している。

デミノーは2017年末の世界ランキングは208位だったものの、そこから1年後には31位にまで急成長。2018年の「Next Gen ATPファイナルズ」で準優勝、2019年1月の「ATP250 シドニー」では地元で待望のツアー初優勝を飾るなど、将来を期待される現在20歳の選手。

しかしその後は怪我の影響もあり、クレーコートシーズンと芝コートシーズンは3勝7敗と苦しんでいた。

それでも7月下旬に行われたハードコート大会「ATP250 アトランタ」で、デミノーは大会を通してブレークポイントを1度も握られることなく優勝。これは試合スタッツを記録保存し始めた1991年以来3人目の快挙となっていた。

錦織はそのデミノー戦に向けて「(ポイントを)決め切るという大事さだったり、サーブももうちょっと修正して。リターンは今日(2回戦)も良かったので、その何点かを明日確認しながら次の試合に臨みたいと思います」と語っている。

錦織自身が課題に挙げているように、2回戦ではファーストサーブ成功率が50%と、サーブで苦労しており、上位進出を目指す上で、次戦ではそこが修正できているかも注目される。

その錦織の3回戦は、日本時間31日午前0時に開始予定。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」での錦織圭

(Photo by Al Bello/Getty Images)