「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)の大会3日目、女子シングルス2回戦。セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)がキャサリン・マクナリー(アメリカ)を5-7、6-3、6-1のフルセットで破り、…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)の大会3日目、女子シングルス2回戦。セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)がキャサリン・マクナリー(アメリカ)を5-7、6-3、6-1のフルセットで破り、3回戦へとコマを進めた。ナイトセッションとあって、世界最大規模のテニススタジアム、アーサーアッシュ・スタジアムには多くの観客が詰めかけた。「それほど緊張はしなかった。1セット目は、サービスもよかったし、自分のテニスができていたと思う。相手がだれかということは、意識しないようにしてプレーをした」と語ったマクナリー。

セレナも試合後のオンコートインタビューで「彼女はまったく恐れていなかった」とコメントしており、勝負には敗れたものの、堂々としたプレーでセレナを苦しめた。

記者会見では、ヒーローと慕うフェデラーについて語ったマクナリー。

「サーブ&ボレーで、多くネットに出ていくところや、ライジングショットを使って相手に時間を与えないところ、それに、スライスを織り交ぜたり、絶妙なドロップショットやボレーを使うところなど、彼のプレースタイルはどれもすごく好き。いつか彼のようにプレーできるようになりたい」

そんな彼女のプレーについて、セレナも「彼女のような多彩なプレーをする選手はいないわ。最後までいいプレーをしていたと思う」とコメントし、マクナリーの健闘をたたえた。

グランドスラム23冠の37歳セレナを相手に、堂々と戦い抜いた17歳の新星マクナリー。今年の「シティ・オープン」では、コリ・ガウフ(アメリカ)とペアを組みダブルスで優勝、シングスも準決勝まで進んでおり、着実に成績を伸ばしている。初めての「全米オープン」は終わったが、今後の更なる活躍が楽しみだ。なお、勝利したセレナは、自身ツアー通算950戦目となる3回戦へとコマを進め、グランドスラム史上最多の24冠を目指す。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「全米オープン」での(左)マクナリーと(右)セレナ

(Photo by TPN/Getty Images)