日本一をかけた戦いが始まる。昨年度は関東学生1部秋季リーグで2位に輝き、初のトーキョーボウル進出を遂げるなど、躍動の年となった。今年の目標も変わらず日本一。“OVER”の思いで挑む今シーズン。今回はチームの核である副将・LB#1徳茂宏樹(国際4=関西大倉)に秋シーズンの意気込みを伺った。

この取材は8月21日に行ったものです。

――春季オープン戦を振り返っていかがですか。

「うまくいきすぎたというのが正直な感想です。10年ぶりに関西学大に勝ったのもそうですし、僕が在籍した4年間で始めて早大に勝ったのもそうです。うまくいきすぎたからこそ、自分たちが強いのではないかというおごりにつながってしまいました。だからこそ、秋本当にチャレンジャー精神を持って戦えるのかという不安があります」

――桜美林大への敗戦についてはいかがですか。

「桜美林大はすごくいい例です。関西学大に勝ったから桜美林大も勝てるだろうっていう浮き足立った状態でした。それも案の定負けてしまいました。その負けを経験しているからこそ逆に今はプラスに捉えて、自分たちは弱い、挑戦者だということを言いながら取り組んでいます」

――オープン戦で得た収穫は何ですか。

「おごりと紙一重ですが、1番は自信につながったことです。グリフィンズは今創部85年目ですが日本一になったことがないので、何をすれば正解で、どうすれば日本一になれるのかっていうのが分かりません。だからオープン戦で早大と関西学大に勝てたことによって、自分たちがやってきたことは間違っていなかったと証明できたことが収穫だと思います」

――日本一への期待が大きいですがいかがですか。

「実は僕は初戦が大事だと思っていて、初戦に勝つことができれば波に乗れるのかなと思います。その一方で負けてしまえば日本一という夢はなくなるので、初戦の試合結果は日本一に大きく影響すると思っています」

――初戦に向けて具体的な目標はありますか。

「春は何点以内に抑えるっていう短期的な目標を作っていたんですけど、秋は内容よりも結果が全てだと思っています。内容ももちろん大事だと思いますが、内容がいくら良くても結局試合に負けてしまえば意味がないので、目標は勝つことだけです」

――リーグ戦において、ディフェンスとしての目標はありますか。

「一部リーグのTOP8での最少失点です。昨年はTOP8で最少失点っていう目標を掲げて、それを達成することができた結果関東2位に繋がったので、それは継続して取り組んでいきたいという思いです」

――部員同士のコミュニュケーションはいかがですか。

「意見を言い合いやすい環境作りに努めています。だからこそそんなに敬語も強いていないですし学年の壁を極力なくしてはいるので、すごくコミュニケーションをとりやすい環境になっていると思います」

――四年生同士の仲はいかがですか。

「本当に仲良いです。仲はいいですけどミーティング中に言い争いになることもあります。ただ仲良しではなくて、勝つためのいい関係が作れていると思います」

――主将のリーダーシップはいかがですか。

「グリフィンズって本当に学生主体で、キャプテンが完璧でなければ全員ついてこないと思うんです。でも北村は本当にうまくできていて、リーダーシップも熱い思いも持っています。チームのことを1番に考えているなって全員が感じているので、まとまりのあるいいチームになれているのかなと思います」

――今年のチームのポイント、見所はどこですか。

「ディフェンスだとLB(ラインバッカ―)です。というのもLBは去年から出ているメンバーが多いです。副将のLB#42角田隆司(政経4=法政二)もそこのポジションで、彼もディフェンスとしては1番活躍できると思うので見ていて面白いと思います。オフェンスではQB#4西本晟(商3=箕面自由学園)とWR#5九里遼太(政経4=明大明治)のホットラインが見ていて面白いと思います」

――ターニングポイントとなる相手はどこですか。

「早大です。早大は合宿も乗り越えて本当に格段にレベルアップしていると思います。1体1だと手も足も出ないようなチームですが、僕たちは団結力で勝ちたいと思います」

――これから開幕までに改善していきたいところはどこですか。

「意識を日体大に向けて、今は弱い火ですけど大きな炎にして日体大にぶつけられたら良いなと思います」

――最後にリーグ戦に向けた意気込みをお願いします。

「今年は学生生活最後のラストイヤーなので、僕自身として、タックル数といった場面で去年以上の成績を出したいです。去年の自分をチームのスローガンである「OVER」できるように、チームとしても学生日本一になれるように、そして昨日のチーム、過去のチームを「OVER」できるように日々取り組んで日本一になります」

――ありがとうございました。

[前田彩貴]