開幕戦で王者・東海大に完敗し、迎えた関東大学リーグ戦(リーグ戦)2戦目。この日の敵は2メートル超の留学生センターを擁する大東大。前半に17点のビハインドを背負い、後半奮起するも最終スコアは58-71で敗北を喫した。試合後に選手が口をそろえたように、ミスが相次いだ前半の出来が敗北を決定づけた。後半は、果敢にスリーポイントシュートを打ち、オールコートプレスを仕掛ける早大らしいプレーで大東大に迫っただけに、試合の入りが悔やまれる一戦となった。

  C小室悠太郎(社3=石川・北陸学院)のスリーポイントで先制に成功したのは早大。しかしその後は、大東大のトランジションの速い攻撃に対応できず得点を許す。怪我人により主力を欠くインサイド陣は「留学生に負けたつもりはない」と小室、F津田誠人(スポ2=京都・洛南)らが奮闘し、留学生を抑えリバウンドに飛び込むが、なかなか攻撃のリズムが作り出せないまま、12-17で第1Q(クオーター)を終えた。攻守の切り替えがより速くなった第2Q、大東大の勢いを止められない。G神田誠仁(社1=静岡・浜松開誠館)のディフェンスなど随所にいいプレーも見られたが、簡単なミスが相次ぎ点差を離されていく。大東大のタイトなディフェンスに攻撃の糸口をつかめず17点のビハインドを背負い試合を折り返す。

攻守でチームを引っ張った小室

 ベンチやコーチから「もっと強気に。自分たちで声を出していこう」という言葉をハーフタイムで掛けられ、巻き返しを図った後半。津田がカットインやミドルシュートで加点すると、中盤に小室のスリーポイントが爆発。3本連続で沈め流れを早大に引き寄せた。ガード陣もリバウンドやルーズボールに食らいつき、追い上げムードのなか15点ビハインドで最終Qへ。何としてでも点差を詰めたい早大はG土家大輝(スポ1=福岡大大濠)のアウトサイドシュートで得点。しかし、大東大も攻撃の手を緩めることはなく、点差が15点からなかなか詰まらない。「前半であれだけ離されちゃったら、後半いくら頑張っても、自分たちのこのメンツでの今の力では絶対ここまでしかできない」(小室)というように、前半に背負ったビハインドが重すぎた。58-71で試合終了のブザーが鳴り、リーグ戦2つ目の黒星を喫した。


津田は果敢にリバウンドに飛び込んだ

  ベストのメンバーではないなかでの敗戦といえども、この日散見されたパスミスを減らし、より堅い守りを意識すればもっと互角に戦えたのではないだろうか。目標とするリーグ戦ベスト8のためには課題の修正が必須条件だ。とはいえ全22試合のリーグ戦はまだまだ始まったばかり。怪我人も帰ってくるであろう次週、白星奪取を目指しエンジン全開で挑みたい。

(記事 小林理沙子、写真 内海ひより)

第95回関東大学リーグ戦
  1Q2Q3Q4Q合計
早大12191958
大東大1720171771
F#8 津田誠人(スポ2=京都・洛南)
G#12 土家大輝(スポ1=福岡大大濠)
G#14 柳川幹也(スポ3=京都・洛南)
F#17 高阪俊輔(社4=東京・早実)
C#41 小室悠太郎(社3=石川・北陸学院)
◇主なスコアリーダー◇
得点  小室悠太郎:21得点
リバウンド  津田誠人:11リバウンド
アシスト  小室悠太郎、柳川幹也:4アシスト
コメント

C小室悠太郎(社3=石川・北陸学院)

――試合を振り返っていかがですか

入りですね。やっぱり前半であれだけ離されちゃったら、後半いくら頑張っても自分たちのこのメンツでの今の力では絶対ここまでしかできないので、入りで後半のあの勢いを持ってこなければ、どうあがいても勝てないと思いました。

――前半と後半の間でチームでどのような話をしましたか

ミスが前半続いて全員が意気消沈しちゃって、その雰囲気でやっていたら昨日の二の舞なので、それでも上向いてやろうということをハーフタイムでみんなで話して、そしたら運よくスリーもバンバン決まって流れがきて、でも最後に勝ち切れなかったのでそこは自分が今のメンバーだったら一番点を取れると思うので、チームを勝たせられなかったという点では悔しいです。

――ご自身のプレーを振り返って

自分としては留学生に負けたつもりはなくて、相手が自分たちのプラス20センチあることは当たり前なので、そこでビビっちゃったら負けるに決まっているので、そこをもっと全員考えほしいなと思っています。そうじゃないとミスも起こるし点も取れないしと思いました。自分のプレーとしては、昨日は入らなったスリーがきょうはしっかり入ったのそこはアジャストできてよかったと思うのと、ファウルの部分でどうしても4つは絶対しちゃうなと思って、それがなければもうちょっと委縮せずにプレーができたかなと思うのでこれは毎回留学生につくときの課題なので、いい加減克服したいです。

――現状での課題や勝敗を分けた部分はやはり入りですか

リバウンドの部分はボックスアウトを全員頑張っていて、それでもやっぱりしょうがない失点もある。そこを攻めるわけじゃなくて、1オン1で抜かれないことだったり、打たせていいプレーヤーには打たせる。そうじゃないプレーヤーには打たせない。きょうはそういうコンセプトでやっていたのでそれをミスしない。それとオフェンスで無駄なミスをしない。この3つを守りさえすればまだまだやれる部分はあると思うので、きょうも大東に今のメンバーで最後は迫ったので。再来週はやっと全員帰ってくるので、再来週何としてでも2つ勝ってとりあえずイーブンにしてあとの20試合、自分たちの目標のために戦っていきたいです。

――リーグ戦のチームとしての目標は

昨年が8位だったので、ベスト8以上です。ベスト8以上になるとおのずとインカレ(全日本大学選手権)も出られますし、というところで。残留争いも怖いので、確実に8位を取って安全にインカレに行きたいと思っています。

G土家大輝(スポ1=福岡大大濠)

――今日の試合を終えて一言お願いします

リーグ戦が昨日から始まり、昨日は東海(大学)に大差で負けてしまって、昨日の敗因はすごく気持ちで押されてしまって自分たちのターンオーバーでやられてしまったということでした。自分たちの方に原因があったので、きょうはそこを修正して留学生がいる相手に強気で臨もうということでしたが、結果的に前半自分達のミスが続いて相手のやりたいことをやらせてしまったというのが、今日の敗因だと思います。後半は巻き返せたのですが、前半の20点という得点がすごく大きかったので、前半を反省するべきだと感じました。

――前半と後半でゲームの流れが全く違っていたと思うのですが、ハーフタイムにチームとして意識したことはありますか

自分たちが弱気になってしまったので、ベンチからもコーチ(吉岡修平ヘッドコーチ、27スポ卒=広島皆実)からも、強気で、と言われたのに加え、勝つからには自分たちで声を出して変わるしかないと言われたので、コートに出てる5人が同じ気持ちでそこを意識してやれたのが、後半の良い形につながったのだと思います。

――後半の攻撃のリズムがよかったのは、ガードというポジションとして何か考えていたことがあったからなのでしょうか

20点というビハインドを負ってしまっている以上、それより得点を離されることを恐れてしまっては、自分たちの流れが来ないと分かっていました。しかし、強気で速いワセダのバスケットをすれば、徐々に点差が詰まると思っていたので、とりあえず速くスリーポイントを多く打つということを意識してやりました。

――最後にこのリーグ戦での目標を教えてください

去年の結果を越えるというのがこのチームの今年の目標なので、残り20試合あるのですが、怪我人も二週間明けて戻ってくるので、いろんな相手に対してアジャストして、自分達のバスケットができるようにまた日頃の練習から頑張っていこうと思います。