男子テニス界において長年頂点に立っている、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ロジャー・フェデラー(スイス)の「BIG3」。「全米オープン」公式サイトによると、錦…

男子テニス界において長年頂点に立っている、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ロジャー・フェデラー(スイス)の「BIG3」。「全米オープン」公式サイトによると、錦織圭(日本/日清食品)は男子シングルス1回戦勝利後の記者会見で、BIG3について「あの3人はやっぱり段違いのレベルにいると思っています」と話した。

記者会見で記者から、もしもBIG3の一人と決勝で対戦することになったら、大接戦の末にひょっとするとトロフィーを勝ち取ることができるかもしれないと思うか、と質問された錦織。

すると、笑顔で「そうだといいですね」と答えた。「トップ3の一人を破ることができれば最高ですが、あの3人はやっぱり段違いのレベルにいると思っています」

「でも、(ドミニク・)ティームの(2018年全米の)プレーを見たでしょう。去年ティームがここでラファ(ナダル)を相手に素晴らしい試合をしましたが、何人かの選手が追いついていってると思います。もちろんサーシャ(アレクサンダー・ズベレフ)や他の何人かの若い選手たちも素晴らしいです。フェリックス(・オジェ アリアシム)、(デニス・)シャポバロフ、(ニック・)キリオスといった選手たちも」

今シーズンもここまでは、ジョコビッチ、ナダル、フェデラーの3人がグランドスラムのタイトルを独占。このグランドスラムタイトル独占状態は、2017年1月の「全豪オープン」から続いている。また、グランドスラムとマスターズの歴代優勝数は、どちらもこのBIG3がトップ3となっている。

史上最高とも言われるBIG3時代を戦い続けている錦織。その中で、グランドスラム優勝やマスターズ1000優勝を目指す。錦織は「分からないですけど、たぶん数年後には状況がちょっと変わると思います」と話した。

「先週(ダニール・)メドベージェフがジョコ(ジョコビッチ)に勝って(その大会で)マスターズ初優勝しましたよね。もうすでに状況がちょっとずつ変わり始めていると思います」「僕もあそこになんとか潜り込んで、タイトルを獲得したいです。マスターズやグランドスラムで優勝するのが僕の大きな目標なんです」

その錦織は、現地28日に「全米オープン」の2回戦に臨む。相手は世界108位のブラッドリー・クラン(アメリカ)で、日本時間の24時に試合開始予定。

なお、錦織やシード勢が順当に勝ち進んだ場合、3回戦では第31シードのクリスチャン・ガリン(チリ)、4回戦では第12シードのボルナ・チョリッチ(クロアチア)、準々決勝では第3シードのフェデラーと対戦する可能性がある。

テニスデイリーでは、サイト上で錦織の2回戦の試合速報とハイライト動画の配信を無料で行う予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」での錦織

(Photo by Emilee Chinn/Getty Images)