主将・天野率いるDF陣が1失点に抑えた

実力の差を見せつけた。前回の早稲田戦から一週間と経たずに行われた関東学生リーグ第二戦。1Qは五分五分の展開となったものの、2Q中盤に添田の逆転弾が決まってから試合は完全に慶大ペースに。守備ではロング陣の鋭いチェックと主将・天野のセーブで追加点を許さず、攻撃では立石の4得点を含む大量9得点で明大に快勝した。

8月18日(日)第32回関東学生リーグ第二戦 @味の素アミノバイタルフィールド

試合は序盤から激しい攻め合いとなった。早慶戦、リーグ第一戦と大活躍だった小川司(#7・商1・慶應NY)や田村脩眞(#9・法2・慶應)らがランシューで果敢にゴールを狙うなど積極的な攻撃でペースを掴もうとする慶大だったが、個を生かした攻めでゴールに迫る明大が慶大のリズムにさせてくれない。

攻め合いを制して先取点を奪ったのは明大。久保田悠介(#16・法2・慶應)の激しいチェックや武智太郎(#64・法4・暁星)のクリアなどで何度もピンチを退けてきた慶大だったが、トップから放たれたランシューが慶大ゴールに突き刺さり先制を許す。

だが、この得点が慶大攻撃陣に火をつける。直後のフェイスオフで石井ヴィクトール慶治(#33・商1・慶應NY)がポゼッションを獲得し慶大ボールとすると、そのボールはトップの位置にいた根岸克(#0・経3・慶應)からエース・立石真也(#3・法3・慶應)に。立石がディフェンスにコースを塞がれながら放ったサイドショットがゴール右隅に決まり、あっという間に同点とした。


立石は同点弾を含む4得点でMVPに選出された

1―1のまま迎えた2Q、ここで添田大生(#67・法2・慶應)が大きな存在感を見せる。持田靖也(#51・経4・洛星)が得意のダッヂで2人躱すと、中央に走りこんでいた添田にパス。そのスピードを殺さずに放ったランシューがゴーリーの右をすり抜け、慶大が逆転に成功する。

添田の勢いは止まらない。明大の守備の弱点を利用し、一人躱してフリーになったところで放ったランシューもゴールネットを揺らす。試合後「狙っていた」と話したこのプレーでこの日2得点目を決めた。


この試合大活躍だった添田

添田の活躍で3―1として、迎えた3Q。途中小林圭(#4・商4・慶應NY)の得点がノーゴールとなってしまう不運があったものの試合の流れは変わらない。リストレ付近でボールを持った持田が4人躱してシュート、これは惜しくもゴーリーに弾かれるが、それを中居諒介(#8・経4・慶應)が押し込んで4点目を奪う。

そして4Q。立石がディフェンスに体を寄せられながら振り抜いたシュートが決まり5点目。先ほどノーゴールとなった鬱憤を晴らすかのような小林のシュートが決まり6点目。左上から大きくクレイドルを入れて撃った小川のサイドショットで7点目。エキマンのチャンスを逃さず立石がさらに2点を奪ったところで試合終了。「アグレッシブで体が強いチーム」(立石)である明治に対して常に冷静に得点を積み重ねた慶大が今期2勝目を手にした。

(記事:五十右瑛士 写真:五十右瑛士、慶應義塾體育會ラクロス部男子提供)

以下、選手コメント

立石真也(#3・法3・慶應)

──この試合を振り返って

スカウティングする時間が1週間しかなくて対策があまりできなかったのですが、それぞれが個人個人で準備してきてこうやって勝利できたのでよかったなと思います。

──明治はどのようなチームでしたか

明治は前からわかっていたことなのですが、とてもアグレッシブにくるチームでした。やる気もあるし体も強いチームだったので、そこと同じフィールドで戦うのではなくて、こちらは一歩引いて冷静に勝負していこうと思っていました。

──ノーゴールとなってしまったシーンについて、小林選手からのパスがくることは予想していましたか

もちろん予想していましたし、小林選手と目があって、いけると思いましたね。普段から一緒に練習していて、目をみれば何を言っているかがわかるようになっていたので、それは日々の練習の積み重ねかなと思いました。

──5点目(立石選手の2得点目)のシーンでは、あの位置から狙ってのシュートだったのでしょうか?

そうですね、ディフェンスもあまり近くにきていなかったのと、自分の決められる位置だったということで、シュートを選択しました。

──得点王のタイトルが見えています

去年とか一昨年とかは、自分が得点王を取りたいと思ってやってきたのですが、今年からはチームが勝てばそれでいいのかなと。チームが勝てば別に自分が得点王じゃなくても気にしません。

──次の試合に向けて

日体大はまだスカウティングが始められてないのですが、その短い期間でどれだけ相手を知り、自分の気持ちを高められるかが大事だと思うので、チーム全体を通して頑張っていきたいなと思います。

──ありがとうございました

添田大生(#67・法2・慶應)

──試合を振り返って

前回の早稲田戦で僕が大粗相をして。試合終了まで38秒という時間帯で、僕のファウルでエキマンになってしまったんですけど、その時にチームの皆さんに励ましてもらって。そういう出来事があったので、今回の試合で点という形で恩返しできたのは良かったなと思います。

──明大はどんなチームでしたか

明治はオンボール能力が高くて、一人一人のバイブスの高さを感じました。

──自身の得点を振り返って

流れに乗っているオフェンスの中で、自分の得意な形であるランシューで得点を決められたのは良かったかなと思います。2点目は明治をスカウティングしている中で見つけた弱点を上手く突くことができた上で奪えた得点でした。狙っていたプレーだったので、それができたという部分でも収穫がありました。

──次の試合に向けて

謙虚に若い力でチームを引っ張っていけたらいいなと思います。

──ありがとうございました