現地27日の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会2日目、男子シングルス1回戦、女子シングルス1回戦が行われた。女子シングルス1回戦。第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が世界8…

現地27日の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会2日目、男子シングルス1回戦、女子シングルス1回戦が行われた。

女子シングルス1回戦。第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が世界84位のアナ・ブリンコワ(ロシア)と対戦。大坂は6-4、6(5)-7、6-2で勝利し、2回戦進出を決めた。

この試合第1セットを先取した大坂、第2セットでは自身のサービスゲームでマッチポイントを握った。しかし、ここで崩れて追いつかれると、その後のタイブレークを落とす。それでも第3セットでは落ち着いてゲームを進め、試合時間2時間28分で勝利を掴んだ。

試合後のオンコートインタビューでは「去年は良い結果が残せていたので、今日はとても緊張しました。みなさんの前で良いプレーがしたかったのですが、非常に苦しい試合でした。でも、試合時間が長かったのでみなさんの前に長くいることができました」と冗談も交えて話した。

そのほか、第4シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)、第6シードのペトラ・クビトバ(チェコ)もそれぞれ順当に勝ち上がり。

また、世界140位の期待の15歳コリ・ガウフ(アメリカ)は、世界72位のアナスタシア・ポタポワ(ロシア)に3-6、6-2、6-4で逆転勝利。

「ウィンブルドン」予選を1968年のオープン化以降最年少となる15歳122日で突破し、ベスト16まで進出したガウフ。今大会はワイルドカード(主催者推薦枠)で本戦から出場。初出場の「全米オープン」本戦で見事勝利を挙げた。

男子シングルス1回戦では、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が世界60位のジョン・ミルマン(オーストラリア)と対戦。ナダルは1度もブレークされることなく6-3、6-2、6-2で勝利し、順当に2回戦進出を決めた。

一方、第4シードのドミニク・ティーム(オーストリア)は世界87位トーマス・ファビアーノ(イタリア)に敗れ初戦敗退。今シーズン、クレーコートの「全仏オープン」では準優勝を果たしたティームだが、芝コートの「ウィンブルドン」に続き、グランドスラム2大会連続の初戦敗退に。

また、第8シードの21歳ステファノス・チチパス(ギリシャ)は同じく21歳のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)に敗れ、グランドスラムでは「ウィンブルドン」に続き2大会連続の初戦敗退。またツアーレベルでもこれで3大会連続の初戦敗退となった。

◇   ◇   ◇

【8月27日 主な試合結果】

◆「全米オープン」

女子シングルス1回戦

〇[1]大坂なおみ(日本/日清食品)6-4、6(5)-7、6-2 ●アナ・ブリンコワ(ロシア)

〇[4]シモナ・ハレプ(ルーマニア)6-3、3-6、6-2 ●[LL]ニコール・ギブズ(アメリカ)

〇[6]ペトラ・クビトバ(チェコ)6-2、6-4 ●[Q]デニサ・アレルトバ(チェコ)

〇[WC]コリ・ガウフ(アメリカ)3-6、6-2、6-4 ●アナスタシア・ポタポワ(ロシア)

男子シングルス1回戦

〇[2]ラファエル・ナダル(スペイン)6-3、6-2、6-2●ジョン・ミルマン(オーストラリア)

〇トーマス・ファビアーノ(イタリア)6-4、3-6、6-3、6-2 ●[4]ドミニク・ティーム(オーストリア)

〇[6]アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)6-1、6-3、3-6、4-6、6-2 ●ラドゥ・アルボット(モルドバ)

〇アンドレイ・ルブレフ(ロシア)6-4、6(5)-7、7-6(7)、7-5 ●[8]ステファノス・チチパス(ギリシャ)

〇デニス・シャポバロフ(カナダ)6-1、6-1、6-4 ●[18]フェリックス・オジェ アリアシム (カナダ)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」での大坂なおみ

(Photo by Elsa/Getty Images)