「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会2日目、女子シングルス1回戦で第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が世界84位のアナ・ブリン…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会2日目、女子シングルス1回戦で第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が世界84位のアナ・ブリンコワ(ロシア)と対戦。6-4、6(5)-7、6-2と苦戦するも大坂が勝利し、2回戦進出を果たした。大坂は試合後の記者会見で、フルセットは「私の定番になっている」としつつも「自信を持っている」と語った。

大坂はこの試合、先にリードされる展開から逆転し第1セットを先取。第2セットも自身のサービスゲームでマッチポイントを握ったが、ここで崩れて土壇場で追いつかれると、タイブレークも落とした。フラストレーションが溜まっている大坂だったが、最終セットでは落ち着いてゲームを進め、勝利を掴んだ。

大坂は記者会見でこの試合を「最終セットにもつれるのは、私の定番になっているけど自信を持っているわ。なぜならそれは試合の流れを掴んでいるからよ」と振り返っている。

実際、2018年の大坂はフルセットの試合が7試合(4勝3敗)のみと少なかったが、2019年はこの1回戦終了時点で17試合(途中棄権を含む)と既に倍以上となっている。しかしその勝敗は14勝3敗と、フルセットの試合を苦にしていない。

「特に最終セットは落ち着いてプレーができる。ナーバスになるとか自信を失うことはないわ」

オンコートインタビューでも「私自身はスロースターター」「リズムがなかなか掴めなかった」と語っており、最初はナーバスだったようだが、最終セットは自信を持ってプレーできているようだ。

また前哨戦では膝を痛めたが「まだ完璧なプレーができていないけど、時間が経って試合を重ねていけば乗り越えていけることだと思うわ」と、連覇を目指してポジティブに語っている。

その大坂は2回戦でマグダ・リネッテ(ポーランド)と対戦する。リネッテはアストラ・シャルマ(オーストラリア)を破っての勝ち上がり。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」での大坂なおみ

(Photo by Elsa/Getty Images)