日本一をかけた戦いが始まる。昨年度は関東学生1部秋季リーグで2位に輝き、初のトーキョーボウル進出を遂げるなど、躍動の年となった。今年の目標も変わらず日本一。“OVER”の思いで挑む今シーズン。今回はチームの核である副将・RB#32小泉亜斗夢(政経4=足立学園)に秋シーズンの意気込みを伺った。

この取材は8月21日に行ったものです。

――春季オープン戦の振り返りをお願いします。 

 「自分がオープン戦にケガの理由で出れていなくて。今まで出ていたのが昨年の4年生と自分しか経験が積めてなかったので、自分と別に誰が秋シーズンに活躍できるのかを確認していました。試合でいえば、色んな人間が出れたことがすごい良くて。今までのグリフィンズはすごい勝ちにごだわりすぎる部分があって、一本目の人間は経験が積めたのにその他の人間が積められないっていのでケガ人が出ることでどんどん崩れていくことがとても多くかったので下級生から上級生まで経験が積めるなかでレベルアップ出来ました。実はこんなことが出来るんだよっていうプレーヤーが多く見受けられ、春シーズンとしては収穫が多かったと思います」

――今春は関西学大や早大に勝利するなど激動のシーズンとなりました。 

 「個人的にはラッキーだったなと思います。僕たちの良かったところは最後のホイッスルが鳴るまで諦めない、どんな展開になってもボールを落とさないように。最後には勝ってればそれで良いと思ってプレーしたことが良かったところだと思いますが、本当にたまたま勝てただけだと思っているので。自分たちが強かったわけではないと思いますし、向こうが崩れて勝ったと思ってます。秋シーズンもチーム力でどこまで上れるかというところだと思うので」

――チーム力を高める上で意識していることはありますか。 

 「4年生全体には『まずは僕らからやろう』と言っています。1回、桜美林大戦で負けた時に高橋光ヘッドコーチに叱られたことがあって。4年生が発信しているだけで、本当に同じ目線で一緒に頑張れているのかっていう話をされて。そこで1回気持ちをリセットして4年で話し合いました。4年全体でまずは何かを指示する前に自分たちは本当にそのことができているのか。自分たちが出来ていないのに支持するのは口だけの先輩になるのではないかっていう話になって。まずは後輩の誰から見ても120点だねっていうのを口癖にしています」

――夏合宿はいかがでしたか。 

 「毎年恒例でフルタックルという試合のようなテンションで思い切りタックルしにいくのが許される練習メニューを廃止して。そういう練習があるとみんな試合のテンションでめちゃめちゃ熱くなって得られるものがありますが、ケガ人が続出するので無しになりました。ですが、いつも通りの練習の時にもフルタックルのようなテンションで出来ました。それを見て後輩も本当に勝ちたいと思っているのだと実感しました。口論とかにもなったこともありましたが、逆にそこまで優勝の思いが強いから口論になれるんだなと思います。改めてチーム全員が日本一を目指しているんだなと感じました」

――オフェンス陣の仕上がりはいかがですか。 

 「不安な部分も確かにあるのですが、練習でこれ以上質を上げるのは難しいのかなと思っています。後は試合のなかで相手の動きに対して反応できるのか。楽しみです。学生主体でやっているので、コーチに見てもらってはいるのですが自分たちに出来ることは出来たのではないかと思っています。同じミスがあれば減らすということだけだと思うので」

――副将を務める上で心がけていることはありますか。 

 「チームは目標を据えて、それに一直線に進むのが本当に難しいと思っています。そのために色々と立て直して、みんなを整列させて歩いていくっていうイメージがあります。その中で副将の役割はキャプテンの思いや考えを尊重する。自分でも違うと思ったらそれを話して、ちゃんとした意図を自分が理解したうえで可否をキャプテンに判断してもらっています。舵を取るのは全てキャプテンなので、キャプテンがこうしたいと思っているならみんなが納得してくれるように動ければと思っています」

――現在のチームの雰囲気はどうですか。 

 「面白いです。みんな生き生きして、今年っぽいというか。下級生が生き生きしてるのは個人的にすごく好きで。自分たちが1年生のころはすごい窮屈な思いをして、ビクビクしながらやっていたんですけど。下級生がのびのびできてるのがすごい良い雰囲気だなと思います」

――どういった部分で日本一が狙えますか。 

 「まずはメンツです。シンプルに人材が良いです。そういった部分では相手チームよりかはそろっていると思います。秋シーズンにかける自信も生きると思います」

――秋リーグの意気込みをお願いします。 

 「学生日本一になる。どんな内容でも最後学生日本一になって終わるということです」

――ありがとうございました。

  

[素宮愛結]