「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)で2回戦進出を果たした錦織圭(日本/日清食品)。その錦織がWOWOWの現地スタジオに登場し、左利きの…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)で2回戦進出を果たした錦織圭(日本/日清食品)。その錦織がWOWOWの現地スタジオに登場し、左利きの選手への対策について語った。

2回戦で対戦するブラッドリー・クラン(アメリカ)は左利きの選手だが、そのことについて「あまり苦手意識はないです。左利きの選手はフォアのディフェンスが苦手な選手が多いので、僕のバックのクロスが活きてくると思います」と語っている。

また左利きのサーブに対しては「リターンの感覚がつかめるように、試合前日に左利きの選手と練習をしたいと思います」と話している。

一般的にテニスは左利きが有利とも言われる。単純に人数が少なく、対戦する頻度が多くないために慣れていないという点や、サーブの回転が逆になるために想定と違う方に跳ねてしまう点などが理由に挙げられる。

しかし、プロともなると日頃から対策を練ってきており、試合前に左利きの選手と打ち合って感覚を取り戻すことで対応ができる人がほとんどだろう。また、錦織自身も語っていたように、バックが得意な選手にとってはさほど苦労もしないのかもしれない。

実際、錦織は今年の「ウィンブルドン」で1、2回戦と続けて左利きの選手と対戦したが、いずれもストレートの快勝だった。左利きだからといって苦手ではないと語る錦織。自身が得意とするバックハンドのクロスを活かしたプレーをどのように見せてくれるのか、期待したい。

その錦織の2回戦は、日本時間29日午前0時から行われる予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 モントリオール」での錦織

(Photo by David Kirouac/Icon Sportswire via Getty Images)