「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)の大会初日、女子シングルス1回戦。第8シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)がマリア・シャラポワ(ロシア)を6-1、6-1のストレートで破り、2回…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)の大会初日、女子シングルス1回戦。第8シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)がマリア・シャラポワ(ロシア)を6-1、6-1のストレートで破り、2回戦へとコマを進めた。ロジャー・フェデラー(スイス)や大坂なおみ(日本/日清食品)も「観戦するつもり」とインタビューで話していた注目の対戦は、セレナが終始圧倒。セレナはシャラポワに対する2005年から続く連勝記録を19に伸ばした。

「全豪オープン」、「全仏オープン」、「ウィンブルドン」と四大大会中3大会では対戦している2人だが、「全米オープン」で顔を合わせたのは、今回が初めてのことだった。「ブレークするチャンスは大いにあったのでは?」という記者の問いにシャラポワは、「セレナはサービスも調子がよく、私につけ入る隙はなかったわ」と完敗を認めた。

セレナは、「今日は試合にとても集中できたわ。特にブレークポイントを握られた時には、しっかりと対応できた。マリアは、勢いがついてしまうと止めるのが困難な選手だから」と試合を振り返った。

セレナは、17歳のワイルドカード選手キャサリン・マクナリー(アメリカ)と2回戦を戦う。マクナリーは、今月上旬の「シティ・オープン」において、ダブルスではコリ・ガウフ(アメリカ)とペアを組み優勝、シングスも準決勝まで進んでおり、急成長をしている選手だ。

マクナリーは、今大会、1回戦でも、「全仏オープン」の準決勝まで進んだ経験を持つベテラン選手、ティメア・バシンスキー(スイス)を相手に6-4、6-1とストレートで快勝している。

試合後のインタビューでは、「(セレナとの対戦を)楽しみにしている。最高の経験になると思うわ。私には、すべてが得るもので、失うものは何もない。全力を出して、いい試合をしたいと思う」と語っている。17歳の新星が、グランドスラム23冠の37歳セレナを相手に、どのように戦うのか楽しみだ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」での(左)セレナ・ウイリアムズと(右)マリア・シャラポワ

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)