アンディ・マレー(イギリス)が、「ラファ・ナダル オープン バンコサバデル」(マナコル・スペイン/8月26日~9月2日/ハードコート)初戦で、Imran Sibille(フランス)を6-0、6…

アンディ・マレー(イギリス)が、「ラファ・ナダル オープン バンコサバデル」(マナコル・スペイン/8月26日~9月2日/ハードコート)初戦で、Imran Sibille(フランス)を6-0、6-1のストレートで制し、股関節の再手術後初となるシングルスでの勝利をあげた。元世界ランキング1位のマレー、現在開催中の「全米オープン」出場をシングルス、ダブルスともに見送り、ATP下部大会である今大会を選んだ。

試合では17歳のSibilleを相手に、第1セットでの失点はわずか3ポイントと圧倒。Sibilleが12ゲーム目にしてやっとサービスをキープした際には、ほぼ満員となった会場から歓声がわいた。44分で圧勝したマレー、ダブルベーグルとまではいかなかったが、14年振りに足を踏み入れるチャレンジャー大会初戦で、グランドスラム3冠の風格を見せつけた。

まだATPの世界ランキングを持たないSibille、生涯獲得賞金金額はまだ150ドル(約1万5900円)だ。一方、約6千126万ドル(約64億8300万円)の生涯獲得賞金金額を誇る、現在世界ランキング328位のマレーは、この勝利で450ユーロ(約5万3000円)の賞金を手にする。

マレーは2回戦で、第3シードの世界ランキング115位ノルベルト・ゴンボス(スロバキア)と対戦する。ゴンボスは、先月行われた「ATP500 ワシントンD.C.」において、準々決勝まで進んでいる選手。「彼との対戦は試練になると思う」と警戒しつつ「会場はとても素晴らしいところだ。楽しんでいるよ」とプレーできる喜びを語ったマレー。明日以降の活躍も期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」でのマレー

(Photo by Recep Sakar/Anadolu Agency/Getty Images)