現在世界ランキング22位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が、臀部のけがを理由に「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)を直前で欠場した。これによりラッキールーザーのカミル・マイクシャク(ポーランド)…

現在世界ランキング22位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が、臀部のけがを理由に「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)を直前で欠場した。これによりラッキールーザーのカミル・マイクシャク(ポーランド)が、ラオニッチの抜けたドローの穴を埋め、ニコラス・ジャリー(チリ)との1回戦を戦うことになる。

今大会、第21シードとして出場予定だったラオニッチ、8月初旬に行われた「ATP1000 モントリオール」では、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)との2回戦において、3-6、6-3とセットカウント1-1まで追い上げたものの、第2セット終了後に背中の痛みを訴え途中棄権していた。ラオニッチは、その翌週の「ATP1000 シンシナティ」も欠場しており、リハビリに当てていたとみられるが、グランドスラムにあわせて回復することはできなかったようだ。

2016年の「ウィンブルドン」では準優勝を経験している28歳のラオニッチ。「全米オープン」は、昨年も含め4回のベスト16入りを果たしており、相性のいい大会だ。しかし、2017年にも怪我で欠場しており、今回を含めると、ここ3年間でグランドスラムを4回も、怪我で欠場していることになる。

これまでに8つのタイトルを獲得しており、一時は世界ランキング3位にまで登りつめたラオニッチ。しっかりと怪我を治し、また、持ち前のビッグサーブで活躍することを期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年度「ATP250 シュツットガルト」でのラオニッチ

(Photo by Silas Stein/picture alliance via Getty Images)