現地の8月26日、今シーズン最後のグランドスラム「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)が開幕。大会初日は男子シングルス1回戦、女子シングル…

現地の8月26日、今シーズン最後のグランドスラム「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)が開幕。大会初日は男子シングルス1回戦、女子シングルス1回戦が行われる。

男子シングルス1回戦、第7シードの錦織圭(日本/日清食品)が予選勝者の世界205位(ランキングは8月26日時点)マルコ・トゥルンヘリッティ(アルゼンチン)と対戦する。両者は今回が初対戦。

錦織にとって「全米オープン」は2014年に準優勝、2016年と2018年にはベスト4と、グランドスラムの中で最も結果を残している大会。錦織自身も、大会公式サイトによると記者会見で「グランドスラムで一番良い結果が出せているのが全米オープンだと思います。この大会は多くの自信を持ってプレーできると思います。とてもワクワクしています」と話している。

今シーズンのグランドスラムは、ここまで全てベスト8入りと安定した成績を挙げている錦織。今大会も上位進出に向け、良い滑り出しを見せることが期待される。試合は日本時間24時に開始予定だ。

そして、世界59位の西岡良仁(日本/ミキハウス)はワイルドカード(主催者推薦枠)で出場の世界151位マルコス・ギロン(アメリカ)と対戦する。両者は2015年に1度ツアー予選で戦っており、西岡がフルセットで勝利している。

西岡は前哨戦の「ATP1000 シンシナティ」2回戦で錦織を破ると、その勢いのまま自身初のマスターズ1000ベスト8へ進出。世界ランキングも自己最高の58位に迫る59位につけている。

そんな西岡は、自身のTwitterに「とても良い状態で入れてるので、気を抜かずにしっかりプレーしてきたいと思います」と意気込みを投稿。今大会での活躍にも期待がかかる。試合は日本時間27日午前6時ごろに開始予定。

そのほか、ディフェンディングチャンピオンとして第1シードで出場のノバク・ジョコビッチ(セルビア)、同大会5度の優勝を誇る第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)が1回戦に臨む。

女子シングルス1回戦では、第8シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)と世界87位マリア・シャラポワ(ロシア)の元世界女王対決が実現することとなった。

今回で22度目(2018年セレナの試合前棄権を除く)の対戦となる両者、過去対戦成績はセレナが19勝2敗と大きくリード。最後に対戦したのは2016年の「全豪オープン」準々決勝で、約3年半ぶりに顔を合わせることとなる。

シングルスにおいてグランドスラム23度の優勝を誇るセレナと、5度優勝のシャラポワ。どのような試合展開を見せるか注目だ。試合はセンターコートで日本時間27日午前8時に開始予定。

そのほか、世界108位の土居美咲(日本/ミキハウス)が第10シードのマディソン・キーズ(アメリカ)と。第2シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)は世界80位ザリナ・ディアス(カザフスタン)との1回戦に臨む。

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【8月26日の注目ドロー】

◆「全米オープン」

男子シングルス1回戦

[Q]マルコ・トゥルンヘリッティ(アルゼンチン)対 [7]錦織圭(日本/日清食品)

西岡良仁(日本/ミキハウス)対 [WC]マルコス・ギロン(アメリカ)

[1]ノバク・ジョコビッチ(セルビア)対 ロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)

[3]ロジャー・フェデラー(スイス)対 [Q]スミト・ナガル(インド)

プラジュネシュ・グネスワラン(インド)対 [5]ダニール・メドベージェフ(ロシア)

女子シングルス1回戦

土居美咲(日本/ミキハウス)対 [10]マディソン・キーズ(アメリカ)

[8]セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)対 マリア・シャラポワ(ロシア)

ザリナ・ディアス(カザフスタン)対 [2]アシュリー・バーティ(オーストラリア)

[Q]テレザ・マルティンツォバ(チェコ)対 [3]カロリーナ・プリスコバ(チェコ)

ジェン・サイサイ(中国)対 ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)

(テニスデイリー編集部)

※写真は錦織(左)と西岡(右)

(Getty Images)