現地時間24日、イタリア・アルコで開催中のIFSC世界ユース選手権2019はユースB男女とジュニア男子のリード決勝を行い、日本勢が金2個、銀3個、銅1個、総勢6個のメダルを獲得した。

 大会期間中、最初に行われた決勝から日本勢が圧巻の活躍をみせた。まずはユースBカテゴリー(2004、05年生まれ)の男子だ。吉田智音、関口準太、上村悠樹の日本勢3名が進出した決勝は、8名中5名の競技を終えた時点で高度44+が成績トップ。そこから準決勝3位の上村、同2位の関口が登場すると、TOPまで到達して表彰台を確定させる。予選、準決勝いずれも完登で首位通過していた吉田は終盤のランジに失敗し49+に終わったが、それでも関口、上村、吉田が上位から並び、日本勢が表彰台を独占した。

続いて行われたユースB女子では小池はな(左)が銀メダルを獲得。

 同カテゴリーの女子では、中川瑠と小池はなの2名が決勝に進出。4番手の小池は、高度42.5の好成績で暫定首位に立つことに成功する。予選首位、準決勝2位で通過してきた7番手の中川は38+で惜しくもメダル圏外に終わり、最後に登るオリアン・ベルトーネ(フランス)は42.5+をマーク。小池はわずかの差で優勝を逃したが、初の世界ユースで銀メダルを獲得した。

ジュニア男子では田中修太(中央)が金、天笠颯太(左)が銀メダルに輝いた。

 最後に行われたジュニアカテゴリー(2000、01年生まれ)の男子決勝にも、田中修太、天笠颯太、小西桂の日本勢3名が進出。3番手の小西は首位に届かず37+に終わるも、4番手の天笠が終盤まで到達する46+を記録して暫定首位に浮上する。そして予選、準決勝ともに首位の田中が最終競技者として登場。今シーズンのワールドカップで表彰台に上がった実力通り安定して高度を伸ばしていき、最後は観客を煽る余裕もみせて最終確保支点にロープをかけたが、制限時間の6分を過ぎてしまい記録は48。それでも文句なしの最高到達高度となり、田中が2年ぶり2度目の世界ユース選手権制覇。天笠も2位に入り、日本勢がワンツーフィニッシュを成し遂げた。

 さらにこのあと日本時間26日0時からは、リード種目のユースA男女、ジュニア女子の決勝が行われる。ユースA男子では西田秀聖と百合草碧皇、同女子では平野夏海、ジュニア女子では樋口結花が決勝進出を決めている。さらなる日本勢のメダル獲得に期待していきたい。

<リザルト>

【ユースB男子】
1位:関口 準太/TOP ※準決勝2位
2位:上村 悠樹/TOP ※準決勝3位
3位:吉田 智音/49+

【ユースB女子】
1位:オリアン・ベルトーネ(FRA)/42.5+
2位:小池 はな/42.5
3位:アレクサンドラ・トトコバ(BUL)/40
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5位:中川 瑠/38+
16位:小倉 紗奈(準決勝進出)

【ジュニア男子】
1位:田中 修太/48
2位:天笠 颯太/46+
3位:アリスター・デュバル(FRA)/43
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5位:小西 桂/37+

※左から氏名、所属国、決勝成績(到達高度)

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