現在世界ランキング17位のケビン・アンダーソン(南アフリカ)が、右膝のけがを理由に「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)を直前で棄権した。2017年…

現在世界ランキング17位のケビン・アンダーソン(南アフリカ)が、右膝のけがを理由に「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)を直前で棄権した。2017年の「全米オープン」と2018年の「ウィンブルドン」では、準優勝を経験している33歳のベテラン選手アンダーソン。2019年は7月の「ウィンブルドン」に出場して以降、北米でのハードコートシーズンは、すべて怪我を理由に欠場していた。「全米オープン」からの復帰を目指して調整を続けていたものの、コートに戻るにはまだ時間がかかりそうだ。

今大会、第16シードのアンダーソンは、初戦にワイルドカードのZachary Svajda(アメリカ)と対戦する予定であったが、ラッキールーザーのパオロ・ロレンツィ(イタリア)がアンダーソンの抜けたドローの穴を埋めることになる。「全米オープン」のメインドローにアンダーソンの名前がないのは、彼が予選を敗退した2009年以来初めてのことだ。

アンダーソンはすでに、「全米オープン」の開催地ニューヨークに到着しており、先日も元気な姿を自身のインスタグラムで投稿していたばかりだった。2016年シーズンでは、左膝や右肩など複数箇所の怪我により、ツアーの長期離脱を経験しているアンダーソン。今年も、怪我の影響で出場大会数はまだ5大会にとどまっている。早い回復と復帰を祈りたい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 マイアミ」でのアンダーソン

(Photo by TPN/Getty Images)