ついに幕を上げたリーグ戦。初戦は激しいディフェンスが持ち味の筑波大に序盤から大きくリードを奪われる。後半は立て直し、点差を詰めるが前半のビハインドは埋まらず。初陣を勝利で飾ることはできなかった。◆8・24~11・14 第95回関東大学1部…

 ついに幕を上げたリーグ戦。初戦は激しいディフェンスが持ち味の筑波大に序盤から大きくリードを奪われる。後半は立て直し、点差を詰めるが前半のビハインドは埋まらず。初陣を勝利で飾ることはできなかった。

◆8・24~11・14 第95回関東大学1部リーグ戦(駒沢体育館他)

▼8・24 対筑波大1回戦(駒沢体育館)

明大67{7-19、6-20、26-15、28-25}79筑波大○

 スターターは、PG渡辺翔太(政経3=宇都宮工)、SG須藤昂矢(営4=桐光学園)、SG常田耕平(政経2=正智深谷)、PF植松義也(営3=桐光学園)、PF永田渉(政経3=盛岡南)。

 「プレッシャーをかけられて気持ちで負けてしまった」(鍵冨善宏HC)。筑波大の高い身体能力と高身長から生まれる激しいディフェンスに流れを奪われてしまう。前半で決めたのはわずか13点のみ。26点差をつけられてしまう。後半開始直後、明大はディフェンスを切り替えプレスディフェンスに変更。起動力を生かしたディフェンスで「相手に時間を使わせて流れをこちらに呼び込みたかった」(F奥野綾太主将・国際4=藤枝明誠)。一時7点差まで詰め寄るが、逆転には届かず。大事な初戦は悔しい敗戦に終わった。

 昨年度のリーグ戦中にケガで戦線離脱した奥野。試合には出れずとも主将としてチームを支えてきた。今試合は持ち前の視野の広さと多彩なオフェンスのスキルを披露。「司令塔じゃないけどゲームをコントロールする力がある」と鍵冨HCからもオフェンスの主軸を託されている。「チームで点を取れるように」(奥野)。復活の主将がチームの攻撃をつくり上げる。

[田北俊介]

 

試合後のコメント

鍵冨HC

――敗因を教えてください。

「序盤の須藤のファウルトラブルも痛かったですが、一番は気持ちで負けてしまったことです。序盤でボールを動かせずに相手のディフェンスを崩すことができなかったです」

――後半のディフェンスは流れを呼び込みました。

「そうですね。私たちのやらなきゃいけないことはディフェンスなので、後半にいいディフェンスができて良かったです。明日につながる可能性がある後半だったのは良かったです」

奥野

――現在のチームの課題はどこだと思いますか。

 「須藤が対策されたり、今日みたいにファウルトラブルで出れなくなると今日の前半みたいになってしまうので、全員で点が取れるようにオフェンスの質を上げてたいと思います

――日体大戦への意気込みをお願いします。

 「今日の後半できたディフェンスを明日40分やり切りたいです」