雨で1日順延となり、迎えた2回戦の相手は広島大。初回から打線が爆発して計15得点。投げてはエース・服部が5回を無失点に抑え、2回戦を突破した。

8・21~8・27 全日本大学選手権(豊田市運動公園野球場他)
8・24 2回戦 対広島大(瀬戸市民公園野球場)
明大15―1広島大

 攻撃の手を緩めることがなかった。1回裏、今大会1番を任されている原晟也内野手(情コミ2=彦根東)が安打で出塁。すかさず盗塁と犠打で3塁へ進むと、千田京平主将(農4=花巻東)の犠飛で1点を先制した。2回には原が好機で2点適時打三塁打を放ちリードを広げる。「2死からの集中力が良かった」(原)と、4回には2死から打者一巡の猛攻を見せて7得点。特に今試合、原は4安打2打点2盗塁と大活躍だった。

 エースが全国の舞台で先発復帰を果たした。肩のケガの影響で今年度は先発登板がなかった服部航平投手(政経4=浜松西)。「久々で緊張した」(服部)と語るものの、テンポの良い投球で5回無失点と完璧な内容。さらに球場には服部の背番号「11」を2年前につけていた篠原匠(平30政経卒)が応援に。「自分の成長している姿を見せたかった」(服部)と、篠原から受け継いだグローブを身に着けて恩返しのマウンドに臨んだ。ピンチの場面で服部は帽子のツバを見つめる。帽子のツバには『準硬の柳(裕也選手・平29政経卒・現中日ドラゴンズ)に』の文字が。「柳さんのようになれという思いを込めて書いてもらった」(服部)と、篠原からもらった言葉を胸に全国マウンドで躍動する。

 負けられない戦いが続く。明日の準々決勝は関西の強豪・近大。「投手戦になると思うので、まずは守備からリズムをつくって」(千田)。接戦をモノして、頂を目指す。

[大西健太]

試合後のコメント

千田

――試合前にはどのような言葉を掛けられましたか。

 「大会なのでどうなるのか分からないですし、油断してしまえばやられると思ったので、1回から気持ち引き締めていこうと言いました」

服部

――調子はいかがでしょうか。

 「8月の合宿時に肩の痛みが急に消えて、今は思い切り投げることができているので、ここ2年間で一番調子がいいと思います」

――今後に向けて意気込みをお願いします。

 「どのチームも強い相手だと思うので、まずは一戦一戦目の前の相手に勝つことを目標にやっていきたいです。投手陣も全員調子がいいと思うので、全員で支え合いながら、そこも一戦一戦戦って最後は優勝目指して頑張ります」

――近大戦の重要なポイントは何でしょうか。

 「今日の試合で良かったところはチャンスでしっかり打てたことだと思います。つながりという面では、今日は2死からでも点を取れていましたし、2死からつながっていくことも大切だと思います。あと走塁面では盗塁や後ろに逸らしたものに素早く反応できていたと思うので、この2死からの集中力と走塁が上がっていくに連れて大事になってくると思います」