全日本インカレの予選を勝ち上がった4人が種目別決勝に臨んだ。体操からの引退を控える石倉歩実主将(営4=埼玉栄)や、1年生にして決勝に進んだ木村俊介(総合1=駒澤大学)らが健闘。平山陽太郎(営2=出水商)は2種目での活躍を見せた。

◆8・20~22 第73回全日本学生選手権 種目別選手権決勝(維新大晃アリーナ)

▼2部男子

<跳馬>

木村――6位

平山――9位

<あん馬>

平山――5位

石倉――8位

<つり輪>

富谷――4位

 「明大の体操部に来て良かった」。女子主将・長井彩佳(文4=埼玉栄)と同じ思いを述べた石倉。ずっと続けてきた体操も、このインカレが引退試合となるだけに「練習でやってきたことをここでぶつける」(石倉)と強い姿勢で臨んだ。試合前には「結果に関係なく思い切りやりたい」と語った石倉。迎えた決勝は8位に終わったものの「満足しました」と振り返った。そして「後輩には何より体操を楽しんでほしい」。後輩思いの主将が有終の美を飾った。

 後輩は常に主将の背中を見ていた。石倉とともにあん馬に出場した平山は「(石倉の)期待に応えようという思いで出場した」。演技中に力が入ってしまったものの「とにかく通す」と、大きなミスなく笑顔で演技を終えた。また、補佐を石倉に任せてつり輪に出場した富谷優二郎(政経3=埼玉栄)は「主将の一番近くで優勝したかった」と語るも、結果は4位。団体での1部昇格を近年追い続けている明大。その夢は次の世代に託された。

 期待の新星が輝きを放った。木村は初日の跳馬で14.450の高得点をたたき出し、種目別予選を1位で通過。1年生にして、決勝へと駒を進めた。しかし「跳馬以外はまだ納得していない」。他の種目にも磨きがかかると明治の主力になるのは確かだ。

 新たな主将には廣川達巳(商3=名城大付)と岡本歩実(政経3=中京)が就任する。新チームの下でも「1部昇格を考えて前に進むのみ」(富谷)。体操部の挑戦はこれからも続く。

[村川拓次]

試合後のコメント

石倉

――最後のインカレになりました。

「チームのみんなと出る最後の試合ということもあって、練習でやってきたことをここでぶつける気持ちでやりました。目標の1部昇格は結果的にはできませんでしたが、今までのチームの練習の成果が出た大会になりました」

富谷

――これからの意気込みをお願いします。

「今年成し遂げられなかった1部昇格を果たすのみです。それだけを考えて進みます」

平山

――木村選手の印象を教えてください。

「まだ1年生なのに難しい跳躍をしている。来年や再来年と、さらなる成長をしてくれることを期待しています」

木村

――これからの抱負をお願いします。

「団体ではまず1部昇格をすることです。個人では跳馬以外まだ納得していなので、他の種目も強化して活躍できるようにしたいです」