台湾で積極的なプロモーション活動を行うパ・リーグが、8月14日に台湾・台北で行われたFOXスポーツ台湾主催「2016 FOX SPORTS Fest」に参加した。■FOXスポーツ台湾とパ・リーグによる積極的なプロモーション活動とは? 台湾で…
台湾で積極的なプロモーション活動を行うパ・リーグが、8月14日に台湾・台北で行われたFOXスポーツ台湾主催「2016 FOX SPORTS Fest」に参加した。
■FOXスポーツ台湾とパ・リーグによる積極的なプロモーション活動とは?
台湾で積極的なプロモーション活動を行うパ・リーグが、8月14日に台湾・台北で行われたFOXスポーツ台湾主催「2016 FOX SPORTS Fest」に参加した。スポーツへの感度が高いファンが多く来場する中で、台湾のスポーツファンにおけるパ・リーグに対する注目度の高さが垣間見えた。
今回のイベントでは、野球、大学・高校バスケットボール、テニスなど、FOXスポーツ台湾が放送する各種競技のブースやアトラクションが設置され、参加者がさまざまな形でスポーツに触れあった。写真撮影をすると野球カードが作れるブースや、話題のVR(バーチャルリアリティー)や家庭用ゲーム機用のスポーツゲームなどに、合計約400人近い来場者が興じた。
それらの中でもメインとなったイベントは、パ・リーグ公式戦のパブリックビューイング。Koboスタ宮城で行われている楽天VS日本ハムの試合を2つの大画面で放送し、多くのファンが画面の前に陣取って日本ハム・陽岱鋼外野手や、台湾でも注目度の高い大谷翔平投手らに声援を送った。
また、チアリーディング3人組の「Pacific League Girls」も、パブリックビューイングのオープニングと5回裏終了後のインターバルにパフォーマンスを披露。「日本のチアリーダーは踊りがとてもうまい」という羨望の眼差しを受けながら、華麗に舞台を舞った。
さらに「太平洋聯盟(パ・リーグ)」のブースで彼女たちの手から直接ファンへ配布されたチラシや日程表、球団グッズなどは、イベント開始から15分程度でほとんどが配布を終了してしまうほど。台湾では手に入らない、「日本プロ野球グッズ」への熱意や「日本のチアリーダー」への視線も強さを感じさせた。
■台湾人選手だけでなく日本人選手も人気
チラシの中には、日本ハムと西武、2球団のチケットを台湾向けの繁体字で購入できるインターネットサイトの案内も。リーグとしての取り組みだけでなく、台湾人選手が在籍する2球団も個々で台湾のファンを積極的に取り込もうとしている姿勢がうかがえた。
FOXスポーツ台湾では、今年から新たにパ・リーグと向こう3年に渡る放映権契約を行い、現在では1週間に10試合以上放送している。また、FOXスポーツ台湾はパ・リーグの台湾プロモーションにも協力する形でさまざまな露出にも貢献しており、近日中には陽岱鋼、西武のC.C.リー投手、郭俊麟投手、ロッテのチェン投手の写真が車体広告としてプリントされたバス100台が、台湾中部・南部を走行する予定だという。
何度も言われてきた言葉ではあるが、台湾から日本球界へ注がれる視線は、これまで以上に高まっている。その中心には陽岱鋼がいることに変わりないが、郭俊麟投手やチェン投手、さらにはこの日攻守で見せ場を作りヒーローインタビューにも立った西武のルーキー・呉念庭内野手も、その活躍とともに注目度を上げている。また、台湾出身選手だけではなく、陽岱鋼のチームメートである大谷や中田翔外野手、さらにはソフトバンク・柳田悠岐外野手など、リーグ、球界を代表する一流プレーヤーは台湾でもしっかりと認知されており、まさに海を越えた人気だ。
「これまでも台湾でのプロモーションでは台湾での日本プロ野球の人気の高さを感じていたが、今回改めてそれを感じた」と語るのは、パシフィックリーグマーケティング・マーケティング室の上野友輔氏。「これからも台湾での積極的なプロモーションを進めていき、より多くの台湾の方々に日本へ来ていただき、各地の球場へも訪れてもらいたい」と、今後を見据えていた。
(記事提供:パ・リーグ インサイト)
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「パ・リーグ インサイト」編集部●文