写真=Getty Images

ステップバック3ポイントシュートも披露

このオフにセブンティシクサーズと5年総額1億7000万ドル(約183億7000万円)の延長契約を締結したベン・シモンズは、『弱点』克服に取り組んでいる。

オールラウンダーとしてもNBAトップクラスのシモンズが唯一苦手としているのが、ジャンプシュート。昨シーズン中も頻繁に批判されてきた課題だったが、本人は習得に向けて努力を続けている。

『Swish Cultures』がソーシャルメディアに投稿した動画には、シモンズがNBA公式戦で1本も成功させたことがない3ポイントシュートを積極的に放つ姿が収められている。

ステップバックしての3ポイントシュート、フェイダウェイシュートなど、これまでのプレーでは見られなかった技術をモノにするため、実戦形式の中で繰り返し練習している。

1年前、シモンズは『NBA TV』の取材に応じた際、「今までシュートは必要じゃなかった」と告白。練習こそしているが、実戦で使えるレベルになるには時間がかかるとも話した。

「僕は飲み込みが早い方だけど、時間はかかってしまうだろうね。コートに出て、すぐに3ポイントシュートを決められるようになんてならない。それは自分のプレーじゃないからね。ただ、ミッドレンジ、エルボーからのシュート、3ポイントシュートは打っていく。すべてのシュートは決められないけれど、大事なのは打つこと。そういうメンタルを持つことの方が大事だから」

2018-19シーズンは平均16.9得点、8.8リバウンド、7.7アシスト、1.4スティールを記録し、キャリア初のオールスターにも選出されたシモンズ。最大の『弱点』を克服できれば、『アンストッパブル』なプレーヤーになる日も近い。