第3回には、勝負強い打撃が持ち味の中村康祐(教3=早稲田佐賀)、堅実な守備と小技でチームを助ける塚脇太陽(人4=千葉・市川)、2年生ながら4番を務める須能浩太郎(商=東京・早実)の内野手3人が登場。春の振り返りやプライベート、全日本大学選手権(全日)への意気込みなどを伺った。

※この取材は7月28日に行われたものです。

「優勝の要因はバッテリー」(中村)


勝負強い打撃が持ち味の中村

――春のリーグ戦は大逆転で優勝を果たしました。優勝できた要因はどこにあると思いますか

中村 バッテリーが試合作ってくれて投手戦でなんとか1点取って勝った試合がいくつもあったので、優勝の要因はバッテリーにあるかなと思います。

塚脇 僕もピッチャーだと思います。あとは2年生が上位打線を打っていて、若い力が大きかったのではないかなと思います。

須能 慶應戦と法政戦を全部連勝で勝たなきゃ優勝できないと追い込まれたときに、みんなの意識が変わったかなと思います。練習にも気合いが入っていて、慶應戦も法政戦もいいかたちで勝てたので良かったかなと思います。

――最後の法政戦では3選手とも活躍されていましたが、振り返っていかがですか

須能 それまでチャンスの場面であまり打てていなかったので、最後の試合でどうにかしたいなと思っていました。あんないい場面で打ててうれしかったです。

塚脇 慶應戦でチームは勝ったのですが、自分は全く力になれませんでした。法政戦でチームも勢いに乗っていたので、自分もチームのためになるようなプレーをしようと心掛けた結果、いい結果につながったと思います。

中村 須能と被るんですけど、あまりタイムリーを打てていないなと思っていました。法政にはいいピッチャーがいるので、チャンスは多くないなと試合前にチーム全体で話していました。1戦目は少ないチャンスのときに自分に回ってきて結果を残せたので、良かったです。

――全日本出場予選会(全日予選)では厳しい戦いが続きましたが、振り返ってどうですか

中村 東洋は自分たちが全く打てなかったので、力負けでした。自治医科大は心のどこかで勝てると思っていた中で、そんなに打てなくて焦ってしまって。それでも控えの高山(幸汰、商3=佐賀西)が代打で出てきて同点打を打ってくれたので、救われたなという感じがします。

塚脇 東洋は全然打てなかったし、力負けって感じでしたね。

中村 全く同じこと言うやん(笑)。

塚脇 自治医科も専修も1年生の鷲田(拓未、スポ1=東京・日大)と新井(健太、商1=早大学院)が大暴れしたのが大きいかなと思います。

須能 チームとしては3試合目までいくと思ってなかったですけど、結果的に勝てて良かったです。個人的には2戦目の自治医科大戦でチャンスを3回ぐらい潰してしまって、挽回したいと思って臨んだ専修大戦で活躍できたところも良かったポイントだと思います。

――須能選手はチームの4番を任されていましたが、その点に関してはいかがですか

須能 いつから4番だったのか覚えてないぐらい気負うことなくやっていたんですけど。

塚脇 気づいたら4番だって(笑)。

中村 いつのまにか4番(笑)。

須能 そういうことじゃなくて(笑)。いい意味で4番だからみたいなプレッシャーを感じることなく、リラックスして臨めました。前にも後ろにもいいバッターがたくさんいるので。

――特に印象に残っている試合はありますか

中村 僕は法政の第1戦ですかね。正直西村(勇輝、2年)から打てるとイメージできてなかったので、あそこでいいかたちで同点打を打てたのは自分でもいい印象が強いです。

塚脇 自分は悪い印象で東大の1戦目ですね。関東大会を悪い流れで負けてそのままリーグ戦も東大戦を悪いかたちで負けてちょっとやばいんじゃないかなと感じていました。でもなんとか2戦目、3戦目勝てたので、そこからは流れに乗っていけたと思います。

須能 自分は法政の2戦目の優勝した試合が一番印象に残っています。優勝を準硬で自分が出場してるときに経験したことがなくて、個人的にも少しは活躍できた中で、優勝できたのはすごくうれしかったので、今でもあの瞬間は忘れられないです。

――春シーズンを終えて感じた課題はありますか

塚脇 リーグ戦では守備も結構安定してたし、バッティングでもチームに貢献していたのですが、全日予選のときに、守備でエラーもしたし、危ないプレーもしたし、バッティングの面でも印象に残るようなプレーをできていなかったと思います。全日に向けて守備はノーエラーというのを目標にやっていて、バッティングも打つ打たない関係なくチームに貢献できるようにしたいです。

須能 チャンスで打てないのが1番ですね。データを見たときに、全体の打率に対してチャンスの打率がめちゃくちゃ低くて。チャンスで打たなきゃチームに貢献できないので、チャンスで打てるバッターになりたいです。守備は全日予選の専修戦で清水(佑樹、スポ2=早稲田佐賀)がめちゃくちゃいいピッチングしてたのに、自分がエラーしてペースを乱してしまったので、余計なエラーなどをしないようにしたいです。

中村 守備は内野手で唯一守備率10割だったので、これを続けていきたいです。(送球がショートバウンドになったときなどの)カバーとかもしっかりして。まあちゃんと内野手が投げてくれればいいんですけど(笑)。バッティングは打率3割以上は残したいと思います。あとは須能と同じ(チャンスで打つこと)ですね。3番を打たせてもらっているのでやっぱり打点を稼ぎたいなと思います。

――普段の内野手の雰囲気はどのような感じですか

中村 4年生が少なくて、3年生以下がメインでやっているのですが、フレッシュでみんな元気があるのでのびのびやっています。

須能 明るい。たぶん。

中村 まあでも楽しくやれてると思います。

――1年生の新井健選手が全日予選からスタメンで出場されていますが、同じ内野手の先輩から見ていかがですか

須能 1年生から大事な試合で活躍できるのはすごく尊敬しています。自分は1年生のときにベンチにも入っていなかったのですごいという気持ちと、自分は今まで上級生に優しくしてもらってのびのびやらせてもらっていたので、それを感じてもらえたらと思います。だから新井(健)にものびのびやらせてあげたいなと思っています。

塚脇 池澤(一真、スポ3=栃木・大田原)と渡部がいなくなったのですが、守備に関しては引けを取らないと思います。あとやっぱり練習中でも試合中でも自分から上級生のところに来るので、いい度胸してるなって感じです(笑)。

――ほかにチーム内で注目している選手はいますか

中村 同級生だと金田(歩、商3=東京・早実)ですね。ピッチャーなのですが、結構努力家で。今フリーバッティングでいい感じで投げているので、楽しみではありますね。

須能 僕も同級生で今井くん(佑哉、社2=東京・早実)ですね。高校も早実でずっと一緒にやっていてすごく良かったのですが、今けがしちゃってて。でもそれが完全に治ったらすごく楽しみです。

塚脇 新しく服部(峻也、社1=東京・早実)と吉松(武竜、スポ1=早稲田佐賀)が全日からベンチに入って、二人とも1年生なので、新しい力でチームにいい影響を与えていってくれたらなと思います。