9月に行われる全日本学生体重別選手権出場(全日学)を懸け戦った今大会。奮闘の末に、藤鷹祐大(政経1=愛知県私立大成)が3位入賞。明大からは18人中11人が出場権を獲得した。◆8・17 東京学生体重別選手権(日本武道館)▼60キロ級末松――…

 9月に行われる全日本学生体重別選手権出場(全日学)を懸け戦った今大会。奮闘の末に、藤鷹祐大(政経1=愛知県私立大成)が3位入賞。明大からは18人中11人が出場権を獲得した。

◆8・17 東京学生体重別選手権(日本武道館)

▼60キロ級

末松――ベスト8

羽田野航――ベスト16

▼66キロ級

東――ベスト8

▼73キロ級

西園――ベスト8

▼81キロ級

森近、山本――ベスト16

▼90キロ級

神鳥――ベスト8

清崎、増山――ベスト16

▼100キロ級

藤鷹――3位

神垣――ベスト8

※東、神垣、神鳥、清崎、末松、西園、羽田野、藤鷹、増山、森近、山本は全日本学生体重別選手権の出場権獲得

 1年生ながら活躍が光った。藤鷹は、怪我の影響がありながら「1回戦から投げて勝つことができた」と上級生がいる中で実力を発揮。準決勝で当たった北山達也(東海大)に足技で優勢負けするも、明大で唯一の3位入賞を果たした。先月行われた東京都ジュニア体重別選手権に引き続きの活躍を見せた。「勝負どころで勝てるようにしたい」(藤鷹)という今大会で見えた課題を次回へ生かしていきたい。

 一方、上級生は力が出し切れなかった。全日本学生体重別選手権への出場権は獲得できたものの、ベスト8、16止まりに終わった。「試合を自分で作れなかったことは敗因の1つ」(中濱慎吾監督)。4年生にとって、個人戦は最後の大会ということもあり「勝負に行けない部分があったのかもしれない」(中濱監督)。しかしまだ、団体戦などチャンスの場は残っている。心機一転して次への準備を進める。

 気合を引き締め直して大舞台に挑む。個々の選手たちが見据えているものは、もちろん〝優勝〟。そのために「今までやってきたことをもう一回積み直す」(神鳥主将)。残り1ヶ月で心身ともにさらに磨きをかけ、次大会で目覚ましい活躍ぶりを見せる。

[都甲可奈子]

試合後のコメント

中濱監督

――全日本学生体重別選手権に出場する選手たちに試合までに伝えていきたいところはありますか。

「出場する11名全員にチャンスはあるので、今大会の前にも必ず次につなげるようにということを話してきました。来月合宿にも行くので、しっかりと詰め込んだ練習をしていきたいです」

神鳥主将

――個人としての調子はいかがですか。

「調子は良かったので優勝する気で挑んだけれど、順調に勝ちすぎて準々決勝でポカをしてしまったかなという感じです」

藤鷹

――来月までに詰めていきたい所はありますか。

「組手の速さと競り合った時の勝負どころで発揮する力強さです」

――来月への意気込みをお願いします。

「ここでもう一踏ん張りして、明治を背負っているのでしっかり優勝したいと思います」

末松賢(営2=愛知県私立大成)

――今日の試合を振り返っていかがですか。

「東京都ジュニアに続いて、もっと上に上がれたかなという感じです。自分の苦手なところが出てしまいました」