2年ぶりに神戸で行われたインカレ。台風の影響により、変則的な日程となる中、女子団体は準決勝まで勝ち上がり、ベスト4。射の美しさを評価され、射道優秀賞を獲得した。一方、男子団体は全国大会連覇が期待されたが、予選敗退となった。

◆8・14~16 第67回全日本学生選手権(グリーンアリーナ神戸)

▼男子団体

 明大――予選敗退

▼女子団体

 明大――ベスト4

 台風の影響を受け、史上初めて個人戦が中止になるなど大幅な日程変更を余儀なくされた今大会。女子は予選から勝ち進み、準決勝で立命大と対戦。8中で同中となり、試合を決する同中競射へ。「競射で外してしまうのが弱さ」(廣谷はるか・農4=八戸北)。4中―5中と1本差で競り負け、敗戦。続く熊本大との3位決定戦でも7中―8中と表彰台手前で一歩かなわず、ベスト4で幕を閉じた。それでも「今年度で1番良い試合だった」(廣谷)。全関東学生選手権ではベスト16止まり、全国大学選抜では予選敗退。6月の2連戦は苦杯をなめた。「話し合いを長くして、チームを見つめなおした」(遠藤未來・営3=富士市立)。課題をチームで解決し、全国の舞台で結果を残した。

 復活を印象付けた。遠藤は大前として出場。決勝トーナメント1回戦、準々決勝では皆中を達成するなど高い的中を収め、上位進出の立役者となった。1年次からレギュラーを張り続けたチームの主軸は、全関東ではメンバー漏れを経験。「底から脱するため、必死にもがいた」。様々な弓の引き方を試行錯誤の中で「自分の引き方を見つけることができた」。女子団体唯一のインカレ経験者として大一番に調子の波をしっかりと合わせてみせた。「下からチームを支えられる存在になりたい」。試練の時を乗り越え、一歩成長したエースから目が離せない。

 

「王座に出ることが目標ではなく、王座で優勝することが目標」(元川海徳主将・営4=川崎市商)。男女ともに9月に開幕するリーグ戦で優勝すれば、11月の王座への出場権を得る。全国大学選抜覇者の男子団体、今大会で復調を示した女子団体。本来の実力が出せれば、アベック出場は夢ではない。

[上松凜助]

試合後のコメント

寺本裕明監督

――今大会を振り返っていかがでしたか。

 「男子の結果は不本意でした。女子は期待以上に頑張った中で、手が届きそうなところで優勝をつかみ取れませんでした。3位決定戦もリードしていたのですが、最後連続で抜いてしまいました。いつもの試合以上に頑張ってくれたと思います」

元川

――リーグ戦の目標をお願いします。

「自分たちが他大にプレッシャーを懸けられる存在にならないといけないと思います。確実に勝っていくには圧勝しないといけません。リーグ戦で優勝したら王座にいけるので、王座にいくのは大前提として王座で優勝したいです」

廣谷

――ベスト4という成績に関してはどう受け止めていますか。

「出た3人中3人がすごく頑張ってくれて、遠藤と神中(美輝・法2=明大明治)が引っ張って支えてくれていい流れでできたのは本当に良かったです。近年なかなかインカレでいい成績が残せてなかったのでうれしいです。しかし、やっぱり順位を残したかったという気持ちが一番です」

遠藤

――ベスト4という成績に関してはどう受け止めていますか。

 「ここまで進めると思っていなくて、予選通って1回戦進めればくらいに思っていました。勝ち進んでいけたことはすごく楽しかったです。準決勝の立命大戦、3位決定戦の負けた瞬間はすごく悔しかったのですが、全体的にはいい試合で楽しかったです。得ることが多かったです」