その輝かしい経歴は、まさに“日本バスケットボール界の申し子”といえるだろう。大倉颯太(東海大学)は、常に世代のトップを走り続けてきた。中学では全国中学校バスケットボール大会、都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会に出場し、高校入学後はイン…
その輝かしい経歴は、まさに“日本バスケットボール界の申し子”といえるだろう。大倉颯太(東海大学)は、常に世代のトップを走り続けてきた。中学では全国中学校バスケットボール大会、都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会に出場し、高校入学後はインターハイや全国高等学校バスケットボール選手権大会、国民体育大会で活躍。現在は東海大学において1年生からレギュラーに定着し、全日本インカレ、新人戦、関東リーグ戦で優勝するなど、輝かしい成績を残し続けている。
今や大学バスケを牽引する存在となった大倉。どうしたら強くなれるか、寝ても覚めてもそれだけを考え続ける。さらにその思いは自分だけにとどまらない。チームが勝つために、自分の知識を惜しみなく提案していく。そのバスケIQの高さや理解の速さには、チームメートも大きな信頼を寄せている。
チームを率いる陸川章監督は「将来的には周囲に良い影響を与えるリーダーになって欲しい」と語る。BリーグやNBAをはじめ様々な試合の動画を見て知識を増やし、多くの大会に出場した経験を蓄積させる。生まれ持った能力だけでなく、バスケを心から愛して進化し続ける姿は名将も認めるところだ。
全国から代表クラスの選手たちが集結する東海大学の高いレベルに順応し、重圧に負けず結果を出し続ける大倉。まだ下級生ながら、自分の言葉や行動ひとつでチームの雰囲気が変わることもあるという責任を感じている。バスケなしでは生きていくことができないほど、深い思いが彼を突き動かす。大学世代の選手たちがもっと活躍し注目されることを目指して、今後も自分の信じる道を突き進んでいく。
※大学アスリート1日密着動画「THE STARS」にて、大倉選手を特集しています。
大倉選手の「THE STARS」はこちら。
大倉颯太(おおくら・そうた)
石川県出身。1999年5月28日生まれ。185センチ、80キロ。北陸学院高校を経て、現在は東海大学体育学部2年。チームの若き司令塔として今シーズン4冠を目指す。国体石川県代表やU22日本代表に選抜されるなど、大学入学前から注目を集めてきた。