「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月11~18日/ハードコート)の大会5日目、男子シングルス3回戦で、今大会予選勝者であり世界77位の西岡良仁(日本/ミキハウス)が世…

「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月11~18日/ハードコート)の大会5日目、男子シングルス3回戦で、今大会予選勝者であり世界77位の西岡良仁(日本/ミキハウス)が世界38位の20歳アレックス・デミノー(オーストラリア)と対戦。西岡が7-5、6-4のストレートで勝利し、自身初となるマスターズ1000ベスト8進出を果たした。試合時間は1時間22分。

両者は昨年に1度対戦しており、そのときも西岡がストレートで勝利していた。デミノーは2018年シーズンで大躍進を果たし、キャリアハイは24位という強敵。それでも錦織圭(日本/日清食品)を2回戦で破り、「大きな経験になった」と語っていた西岡が今回もストレートで勝利を飾った。

第1セット、お互いにサービスゲームをキープする展開が続いた。そして終盤にさしかかった第11ゲームで西岡がついにブレークし、7-5で第1セットを先取した。

続く第2セットでもお互いにキープし合う流れとなったが、第7ゲームで西岡がブレークしてリードを作る。そしてそのままデミノーにチャンスを与えることなく6-4で第2セットを取り、勝利を決めた。

西岡はこの試合、デミノーに1本もブレークポイントを握られることなく、良いリズムで試合を進めた。

勝利した西岡は準々決勝で第16シードのダビド・ゴファン(ベルギー)と対戦する。ゴファンはアドリアン・マナリノ(フランス)を破っての勝ち上がり。

西岡とゴファンの過去の対戦成績は1勝1敗。2週間前に開催された「ATP500 ワシントンD.C.」2回戦でも対戦しており、そのときは西岡がフルセットの末に勝利している。

錦織戦の後に「この経験というのが次の全米オープンや来年のオリンピックなど、いろんなところで活きてくると思う」と語っていた西岡だが、早くも今大会でより大きな結果を残すか注目だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 シンシナティ」での西岡

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)