■「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月11~18日/ハードコート)現地14日、大会4日目。男子シングルス2回戦で、第6シードの錦織圭(日本/日清食品)と西岡良仁(日本…

■「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月11~18日/ハードコート)

現地14日、大会4日目。男子シングルス2回戦で、第6シードの錦織圭(日本/日清食品)と西岡良仁(日本/ミキハウス)が対戦。錦織は6(2)-7、4-6で敗れ、出場2大会連続の初戦敗退となった。

初対戦となった両者の注目の一戦。錦織は試合中、発汗量が多く、ドクターを呼び点鼻薬を投与するなど、体調が良くない様子が伺えた。またフォアハンドのエラーが目立ち、33本のアンフォーストエラーのうち22本がフォアハンドでのものだった。

一方の西岡は緩急をつけるだけでなく、丁寧なプレーを継続。初の対トップ10勝利を挙げ、試合後のインタビューでは「小さい頃から同じIMG(アカデミー)で育ってきて、錦織選手の強いところをずっと見て学んできたので、どうやったら自分が勝っていけるのかというのはしっかり作戦を持っていました。今日は本当に思いきってプレーができたと思います」と振り返った。

また、この日は錦織のほかにも上位シード勢が姿を消す展開に。

第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)は、世界36位ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)にフルセットの末惜敗。第7シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は、予選勝者の世界58位ミオミル・キツマノビッチ(セルビア)に逆転で敗れ初戦敗退となった。

■「ウェスタン&サザン・オープン」(アメリカ・シンシナティ/8月12~18日/ハードコート)

大会3日目、女子シングルス2回戦。第2シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が世界47位アリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)と対戦。大坂は7-6(3)、2-6、6-2とフルセットで勝利し、3回戦進出を決めた。

第1セットでタイブレークを制するも、第2セットを落とした大坂。流れを渡してしまったかに見えたが、第3セットでは大坂が序盤でブレークし、3ゲームを連取。さらにもう一度ブレークし、2時間7分で勝利を収めた。これで大坂はサスノビッチに4連勝となった。

第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)は、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場の世界97位マリア・シャラポワ(ロシア)と対戦。バーティが6-4、6-1で勝利し、3回戦進出。

そのほか、第3シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)、第4シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)もそれぞれ順当な勝ち上がりを見せた。

◇   ◇   ◇

【8月14日 主な試合結果】

◆「ATP1000 シンシナティ」

男子シングルス2回戦

〇[Q]西岡良仁(日本/ミキハウス)7-6(2)、6-4 ●[6]錦織圭(日本/日清食品)

〇ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)6-4、6(5)-7、7-6(6) ●[5]ステファノス・チチパス(ギリシャ)

〇[Q]ミオミル・キツマノビッチ(セルビア)6(4)-7、6-2、6-4 ●[7]アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)

〇[Q]アンドレイ・ルブレフ(ロシア)6-4、6-4 ●スタン・ワウリンカ(スイス)

〇アレックス・デミノー(オーストラリア)7-6(3)、6-4 ●[WC]ライリー・オペルカ(アメリカ)

◆「ウェスタン&サザン・オープン」

女子シングルス2回戦

〇[2]大坂なおみ(日本/日清食品)7-6(3)、2-6、6-2 ●アリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)

〇[1]アシュリー・バーティ(オーストラリア)6-4、6-1 ●[WC]マリア・シャラポワ(ロシア)

〇[3]カロリーナ・プリスコバ(チェコ)6-1、6-3 ●[LL]ワン・ヤファン(中国)

〇[4]シモナ・ハレプ(ルーマニア)3-6、7-5、6-4 ●エカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)

〇シェイ・スーウェイ(台湾)7-6(9)、6-3 ●[Q]ジェニファー・ブレイディ(アメリカ)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 シンシナティ」での錦織

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)