「リオデジャネイロ五輪テニス競技」(8月6~14日/オリンピックテニスセンター:バーハ・オリンピック・パーク/ハードコート)の男子シングルスでメダルを獲得した3選手。中央が金メダリストのアンディ・マレー(イギリス)、左が銀メダ…

 「リオデジャネイロ五輪テニス競技」(8月6~14日/オリンピックテニスセンター:バーハ・オリンピック・パーク/ハードコート)の男子シングルスでメダルを獲得した3選手。中央が金メダリストのアンディ・マレー(イギリス)、左が銀メダリストのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)、右が銅メダリストの錦織圭(日本)。

 マレーは2012年ロンドン五輪に続く2つ目の男子シングルス金メダル。デル ポトロは同五輪銅メダルから一つ色が変わった。錦織はこれが初のメダル獲得となった。錦織と3位決定戦を戦って敗れたラファエル・ナダル(スペイン)は、2008年北京五輪に続く金メダル獲得はならなかったが、男子ダブルスで金メダルを獲得している(パートナーはマルク・ロペス)。

 錦織は日本に、1920年アントワープ五輪の男子シングルスで銀メダルを獲得した熊谷一弥以来、96年ぶりにメダルをもたらした。グランドスラムで「14」のタイトルを持つナダルを破ってのメダル獲得の意味は大きい。錦織はナダルと11度目の対戦で2勝目を挙げた。

(テニスマガジン/Tennis Magazine)