13日、今年最後のグランドスラムである「全米オープン」のワイルドカード(主催者推薦枠)が大会公式サイトで発表され、コリ・ガウフ(アメリカ)らが本戦出場することが決まった。ガウフは現在15歳なが…

13日、今年最後のグランドスラムである「全米オープン」のワイルドカード(主催者推薦枠)が大会公式サイトで発表され、コリ・ガウフ(アメリカ)らが本戦出場することが決まった。

ガウフは現在15歳ながら、今年の「ウィンブルドン」予選を突破。15歳122日での予選突破は、1968年のオープン化以降最年少の記録だ。更に本戦でも快進撃を見せ、1回戦では24歳年上のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)に快勝。ベスト16にまで進出し、今年の「ウィンブルドン」を沸かせた。

その15歳と思えぬメンタルとプレーは錦織圭(日本/日清食品)も「信じられないですね、あの子が15歳だなんて。試合を観ていても、毎ポイント笑ってしまうぐらい信じられなかったです。サーブもストロークも15歳と思えないくらい力強かったですね」と驚かせるほど。

その将来性についても「すぐに来るんじゃないですかね。まだ芝しか見てないのでなんとも言えないんですが、サーブもあるし、ストロークもしっかりしてるし、すぐに来そうな気はしますね」と話していた。

「ウィンブルドン」でのベスト16進出もあり、世界ランキングは年始には685位だったものの、現在キャリアハイとなる140位にまで大幅に上げている。

本戦初出場となる母国の憧れの大会で、ガウフが更なる躍進を遂げるか注目される。

女子シングルスには他にも、17歳で世界105位のホイットニー・オシグウェ(アメリカ)や、同じく17歳で世界121位のキャサリン・マクナリー(アメリカ)といったアメリカ期待の若手がワイルドカードで出場を決めており、新たなスターが誕生するかどうかが、今年の「全米オープン」の見どころだ。

その「全米オープン」は8月26日に開幕する。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのガウフ

(Photo by TPN/Getty Images)