例年に増して厳しい暑さの中全日本ミックスダブルス選手権が行われた。早大からは9人が出場し、2組が入賞。練習時間こそ少なかったものの、昨年に比べて多くのペアが上位進出を果たし、今後の活躍を期待させた。東日本学生選手権は3週間後に迫っている。…

 例年に増して厳しい暑さの中全日本ミックスダブルス選手権が行われた。早大からは9人が出場し、2組が入賞。練習時間こそ少なかったものの、昨年に比べて多くのペアが上位進出を果たし、今後の活躍を期待させた。東日本学生選手権は3週間後に迫っている。ミックスダブルスの経験は男子ダブルス、女子ダブルスでも生かすことができるだろう。今大会での課題をもとに練習に励みたい。

(記事 山本小晴)

★若きペアが優勝!緑川は日本代表の意地を見せた/緑川大輝(スポ1=埼玉栄)・鈴木ゆうき(社2=宮城・聖ウルスラ学院英智)組


男子選手のスマッシュに構える鈴木

 1年生、2年生の若きペアが頂点に輝いた。小野寺・吾妻組を準決勝で下して決勝に臨んだ緑川・鈴木組は序盤から果敢に攻め込むが、両者譲らず拮抗(きっこう)した展開となる。相手を突き放すことができないまま先にゲームポイントを握る。しかし、鈴木のレシーブが浮いてしまい、ジュースに。緑川がコートを広く使った配球で相手を崩し、再びリードを手にする。そして決め急いだ相手がシャトルをネットにかけ、第1ゲームを奪取。ミックスダブルスを練習する機会はなかったものの、個人のセンスでカバーし、以降も得点を重ねていく。イレブンを先取するが、その後も勢いは止まらない。速いタッチでラリーの主導権を握り、緑川の鋭いスマッシュで15-11にすると、そこから4連続得点。鈴木も「全部自分のところにくると思って構えていました」と語ったように、男子選手のスマッシュにしっかりと対応し、好レシーブを見せた。緑川が大きくジャンプし、スマッシュがくると身構えた日体大ペアはフェイントのドロップに足が出ない。シャトルはコートに落ち、その瞬間、緑川、鈴木の全国優勝が決まった。1ゲームも落とすことなく完全優勝を果たした緑川・鈴木組だが満足はしていない。さらなる高みを目指すのみだ。

(記事 山本小晴、写真 菊元洋佑)

★後輩ペアに敗れ、決勝進出はならず…/小野寺雅之(スポ3=埼玉栄)・吾妻咲弥(スポ3=福島・富岡)組


果敢に攻め込むがミスが出てしまった小野寺・吾妻組

 初日の法大との接戦を制し、5回戦まで勝ち進んだ小野寺雅之(スポ3=埼玉栄)・吾妻咲弥(スポ3=福島・富岡)組。小野寺の強みである素早いネット前への入りと、吾妻の長い手足から繰り出される角度のあるショット、それぞれの持ち味を生かして積極的に攻める。パワーのある相手のスマッシュも低いドライブで返し、攻撃を緩めることなくストレート勝ちを収めた。後輩である緑川・鈴木組との対決となった準決勝。「相手の方がただ強かっただけ」(小野寺)の言う通り、ミックスダブルスで日本代表に選出されている緑川を擁する後輩ペアに一歩及ばなかった。第1ゲームのインターバルが明けると、相手のサイドを突いたショットに翻弄され、6連続失点で14-21。何とか巻き返しを図ろうと小野寺も前衛でゲームメイクを試みるが、ミスが続く。なかなかリードを奪えないまま相手にマッチポイントを握られる。先輩としての意地を見せ3点を返すが、ミスが出てしまいゲームセット。しかし、「来年もあるので頑張りたいと思います」と吾妻が語ったように、これで終わりではない。今年は3位入賞に終わってしまったが、来年こそは雪辱を果たしたい。

(記事 山本小晴、写真 菊元洋佑)

★実力者相手に惜しくも敗北/吉村徳仁(スポ4=富山・高岡第一)・桃井伶実女子主将(スポ4=石川・金沢向陽)組


吉村・桃井組は3回戦では自分たちの得意なかたちに持ち込むことができなかった

 唯一の4年生同士のペアとして出場した吉村・桃井組。初戦では、吉村が「僕が打って桃井が前に出てというのが徹底してできた」と語ったように、吉村の鋭いスマッシュから桃井が前でカバーをして着実にポイントを積んでいき終始圧倒した。しかし、2試合目では苦戦を強いられる。相手はインカレ女子シングルス優勝を経験した香山未帆を擁する筑波大のペア。男女ともに速球を繰り出し、吉村、桃井は守りに入らざるを得ない場面が続いてなかなか攻めの起点をつくれない。「自分のチャンス球だったり決めきれない力だったりが課題になった」と試合後桃井が語ったように、自分達に訪れたチャンスを生かし切れなかったところが見られた。しかしながら、2試合目でもトップアンドバックの形になって、吉村が後ろからスマッシュを打ち相手のフォーメーションを崩した後、桃井が低めのドライブとプッシュを打てていた展開ではきっちり得点できていた。0-2のゲームカウントで負けたものの、試合自体は拮抗していた。ミスの多さや決定力がわずかな差が敗因となった。

(記事 北﨑麗、写真 渡邉彩織)

★相手のスマッシュを防げず3回戦敗退/浅原大輔(スポ4=宮城・聖ウルスラ学院英智)・石井奈都(専大)組


自分に球を集め、レシーブをする浅原

 浅原・石井組は、初戦第1ゲームを落としたが、その後の第2ゲーム、ファイナルゲームを勝ち取り、無事3回戦へと駒を進める。迎えた3回戦、試合序盤から浅原は、会場全体に響き渡る大きな声をあげ、自らの気持ちを奮い立たせる。しかし相手の鋭いスマッシュに対応できず、惜しくもゲームを先取される。続く第2ゲームでは激しいラリーの打ち合いがみられたが、得点につなげることができず、ミスもあり13-21でゲームセット。プレー中、時折悔しがる様子も見せていたが、試合後「楽しめれば良いかなと思っていました」と浅原が言うように、終始笑顔を絶やさず、互いに声を掛けて励ましあいながら、楽しんでプレーしている姿がうかがえた。バドミントンという競技を楽しみ、全日本学生選手権では最高の集大成を見せてくれるであろう。夏合宿でさらなる成長を果たした姿に期待が高まる。

(記事 渡邉彩織、写真 北﨑麗)

★フルセットの健闘及ばず/渡辺俊和主将(スポ4=埼玉栄)・吉田瑠実(スポ1=埼玉栄)組


トップアンドバックがうまく回らなかった渡辺・吉田組

 渡辺と吉田による埼玉栄の先輩後輩ペアは、フルセットの激しい戦いを見せた。第1ゲームの始めは相手の後衛の緩急に揺さぶられ、ミスも重なったが、渡辺が後ろで広く守り吉田が前で揺さぶりを与えるかたちに持ち込むことで1点1点獲得する。5連続得点する場面もあったが惜しくも届かず18−21で折り返す。2ゲーム目ではそのかたちに互いがしっかり持っていき、また吉田の低いレシーブとドライブを相手が返しきれず、危なげなくゲームを獲る。そして迎えた最終ゲーム。序盤は均衡状態で互いに得点を譲らない展開が続く。しかし、渡辺のスマッシュや吉田のドライブが浮き球になることが増え、今まで得点のかたちであった渡辺が後ろで吉田が前のトップアンドバックから点を獲得できなくなってしまう。そこで歯車が狂った渡辺、吉田は、インターバル後から流れが悪くなりミスやアウトで点を献上。10点差で敗北し悔しさの残る結果となった。

(記事 北﨑麗、写真 渡邉彩織)

結果

▼2回戦

渡辺・吉田組●1-2(18-21、21-11、10-21)村本・田代組(日体大)

吉村・桃井組○2-0(21-13、22-20)春日井・鈴木組(法大)

浅原・石井組○2-1(20-22、21-17、21-17)寺田・牧(金沢学院大)

小野寺・吾妻組○2-0(21-17、21-9)河野・佐藤組(日体大)

緑川・鈴木組○2-0(21-16、21-14)



▼3回戦

吉村・桃井組●0-2(17-21、18-21)鈴木・香山組(筑波大)

浅原・石井組●0-2(19-21、13-21)山下・宮内組(日体大)

小野寺・吾妻組○2-1(21-6、12-21、21-17)相澤(日大)・輿石(専大)組

緑川・鈴木組○2-0(21-11、21-9)米田・永田組(立命館大)



▼4回戦

小野寺・吾妻組○1-2(18-21、21-11、21-19)山澤・山口組(法大)

緑川・鈴木組○2-0(21-18、21-16)山下・宮内組



▼5回戦

小野寺・吾妻組○2-0(21-18、21-17)三橋(日大)・谷澤(専大)組

緑川・鈴木組○2-0(21-11、21-16)仁平・上杉組(明大)



▼準決勝

緑川・鈴木組○2-0(21-14、21-19)小野寺・吾妻組



▼決勝

緑川・鈴木組○2-0(22-20、21-14)村本・田代組

コメント

浅原大輔副将(スポ4=宮城・聖ウルスラ学院英智)

―― 2回戦で1ゲーム目を取られてから2ゲーム目を取り返して勝利しましたが、どのように気持ちの切り替えを行いましたか

1ゲーム目は惜しくも取られてしまったんですけど、最初はいけるんじゃないかと思って入りました。僕がちょっと風の影響にうまく対応できなかったのが一番大きくて、自分の集中力を取られてしまいました。そこで点を取られてミスも増えてしまいました。入り方は良くて、勝てるかなって感じだったんですけど、ちょっと空回りしちゃったって感じですかね。

――走って球を拾う場面が多くみられましたが、ミックスダブルスということで何か意識した点は

なるべく女子の方に高い球を上げないようにしようと思っていました。男子がきれいに入った状態で女子がスマッシュを打ってしまうと対応できないので、それだけは避けようと思って、相手を崩すっていうのを心がけていました。なるべく自分の方向に球が来るように、えいっえいって。

――3回戦は相手のスマッシュがとても速かったですね

そうなんですよね~。そこなんですよ。僕の方でも取れるんじゃないかって簡単に考えてしまっていて。そしたら案の定速かったです。そこら辺を少し甘くみていたかなという感じです。

――そこでレシーブで気をつけた点はありますか

なるべく僕のパートナーを前に行かせたいと思っていて。相手のスマッシュが速いのでちょっと後ろめに下がって、前に打たせるようにして、女の子が前に入れるようにスペースを作ってみました。

――今回サーブミスが少なかったと思うのですが

ですよね!僕も思ったんですよ。練習中は半端なかったんです。サーブが入らなすぎて試合にならない、ラリーにならないって感じで。僕数えていたんですけど、今回、2本しかミスしてなくて。やばっ俺天才じゃんって思いました。やっぱりそこですね。今、自分の中でサーブ練習をしないようにしているんですよ。それはなぜかって。やりすぎると考えすぎちゃって、逆に入らなくなるんですよ。だから極力サーブ練習は数少ない本数で、自分が調子上がってきたところで打ち切る、みたいな感じです。そういった心がけをしています。なるべく気持ち良く終わって帰る、みたいな感じでっていうのを意識しています。

――その練習の効果だったということでしょうか

そうなんですよ!しかもミックスのサーブ練習1回もしていないんですよ!ぶっつけ本番みたいな感じでやりました。意外と入ってくれたので。

――楽しそうな姿が印象的でしたが、どんなことを話しながらプレーしていたのでしょうか

特に話したことはないんですけど、1回しか練習で組まなかったです。そもそも組む前に「大ちゃんだったら楽しそうだから」と言われているので、楽しいのが前提としてありましたね。楽しめれば良いかなと思っていました。僕も楽観的な人間なので、きつきつの人だと自分が出せなくなってしまうので、自分を出せる人と組んで励まし合いながら、カバーしあう、そんな助け合いがうまくできていたと思います。ごめんごめんって言いながら(笑)。なので気持ちは上がったまま、でも試合は負けちゃいましたね(笑)。集中力が欠けちゃったのがデメリットですね。

――これから夏合宿が始まると思うのですが、強化したい点は

今ご飯を食べすぎちゃって。ご飯食べ過ぎて体が重くなるのは初めてなので、落とし方が全然分からなくて。合宿中はランニングがきついんですよ。今回は外のランニングがあるかもしれないので、そこで手を抜かずに追い込めることができれば良いかなと思っています。あと合宿はメンタルをやられるんですよね。1回の練習が長いんですよ。メニュー1個ずつが長いんですけど、それを耐えきれば、長い試合になったときにもその練習を生かせるんじゃないかと思うので、我慢強さと忍耐力と自分を追い込むことを中心に、全部、乗り切っていきたいと思います!


吉村徳仁(スポ4=富山・高岡第一)・桃井伶実女子主将(スポ4=石川・金沢向陽)

――ミックスダブルスはいつ頃から、またどんな練習をしてきましたか

吉村全然、本当にしてないです。3日前くらいからしただけで。

桃井全くしてないです(笑)。

――ではどのようなゲームメイクをしていこうと考えていましたか

桃井自分はとりあえず来た球を返すということです。後ろですごく動いてくれるので思い切って前張ってやることを意識していました。

吉村僕は彼女が前に行ってくれるので。思いっきりいっていいよって言われていたので、抜けてきた球とかは死ぬ気で、一球入魂精神で追いかけよう、という気持ちしかありませんでした。

――1試合目では自分たちの攻め方が上手くいった感じでしょうか

吉村 そうですね、僕が打って桃井が前に出てというのが徹底してできたので。

桃井後ろで動いてくれて心強かったので、自分も思いきってやれました。

――2試合目では男女ともに速球をくりだすペアが相手でしたがやりにくさ、または対策というのは

桃井速い展開なのでしっかり準備するというのは意識していたんですけど、思ったより相手も風とかで狂ったところもあったと思うので、まだやられるっていう感じはなかったです。自分のチャンス球のミスだったり、決めきれない力だったりが課題になったんじゃないかなと思います。

吉村相手の女子選手がシングルスもダブルスもできて結構動けるタイプでした。上手いこと自分に球をあげさせて打とうということを考えてやっていたんですけど、自分が桃井を前にいかせる球をなかなかつくれなかったです。つくれたときは結構いい感じで、自分がスマッシュ打って桃井が決めて、決まらなかったらもう一回スマッシュ打ってまた決めて。でも守りのときにいかにラリーを繋げられるかというところで、こっちの方が劣っていたのかなという感じですね。

――桃井選手にお聞きします。ミックスの課題の中で、やはり男子選手の速球を女子選手がどう対処するかが大切だと思いますが、今大会ではその点についてはどうでしたか

桃井女子に打ってくるというのは当たり前のことだと思うので、速い展開が多いためにもっと早く動ける準備をしないとな、と思いました。でも吉村が範囲広く守ってくれたので自分も張りやすくできたときはしっかり返せたかなと思います。

――1ゲーム目、2ゲーム目ともに接戦でしたが、それにより得た収穫は

吉村自分は普段バンバンあげちゃってレシーブからの展開が多かったんですけど、今回は結構低い展開を意識していかに前落としてトップアンドバックをつくれるかというところだったと思います。ミックスはあまり分からないけどそういう球出しとかも男子のダブルスに使える球がいっぱいあったので、結構良い練習になったかなと思います。

桃井自分も女ダブ(女子ダブルス)でこういう前に出ていくトップアンドバックとかを生かせる部分があるんじゃないかなって今回を踏まえて思います。

――最後にこれから始まる夏合宿へ向けて

桃井夏合宿へはもう追い込むしかないですね(笑)。

吉村日頃自分たちで考えながらやっているんですけど、追い込めてない部分もまだたくさんあるので、良い機会だと思ってしっかり体を酷使していきたいと思います!


小野寺雅之(スポ3=埼玉栄)・吾妻咲弥(スポ3=福島・富岡)

――今回3位という結果に関しては

小野寺うーんって感じじゃないです。優勝を狙っていたので悔しいですね。

吾妻同じくです。去年3位だったので。でも、来年もあるので頑張りたいと思います。

――4回戦の法大との対戦は接戦でした

小野寺ミックスはやるのが初めてだったので、あんまり考えずにやろうという感じでしたね。

吾妻自分がなるべく迷惑を掛けないように、任せるところはしっかり任せて、お願いしていた感じです。

――5回戦はスマッシュが速い選手が相手でしたが対策などは

小野寺スマッシュが速い三橋選手とだったんですけど、ずっとやってきている選手だったので、どうやったら打たせないようにできるかをいろいろ考えました。あんまり上げずにしたり、女子の方に狙ったり、あんまり触らせないようにしたらあういう形になったので良かったと思いますね。

吾妻自分にスマッシュが打たれることは分かっていたので、女子に回そうとして落としたんですけど、それがあまりうまくいかなかった印象はあります。

――普段ミックスダブルスはやらないというお話でしたが、どんなことを意識しながらプレーしていましたか

小野寺いや別に、変えたっていうのはあまりないんですけど、いつも通り楽しんでやろうかなって感じですかね。普段前衛をやっているので、最初は慣れていなくて、2、3回戦はゴテゴテになってしまったんですけど、だんだんつかんできたのかなというのはありました。

吾妻自分がなるべくミスをしないで女子ダブルスの時よりもミックスダブルスの方が守備範囲が狭いので、守備範囲を狭くして自分にきた球はしっかり返さないといけないなっていうのは考えながらやっていました。

――小野寺さんが前に入って吾妻さんがスマッシュを打つ場面も多くありました

吾妻絶対前で打ってくれた方が速いし、強いし、決まるので、そこは入ってくれてありがたかったです。自分の球じゃ決まらないので、そこは自分がしっかりつないで、どこかのタイミングで前に入っていけたらなと考えていました。

――準決勝の後半は二人の動きが重なってしまうことがありましたが、それは焦りからきたものでしょうか

小野寺いや、相手の方がただ強かっただけなので。相手の方がミックスの経験値は高いですし、そこら辺の部分では向こうの方が少し俺らよりも上だったかなと思います。

相手はミックスをずっとやってきている選手なので、今までとは球回しとかが違うっていうのはありました。そういったところも対処ができなかったのが敗因だったのかなと思います。

――これから夏合宿が始まりますが強化したい点は

小野寺僕は夏合宿行けないんですよ。きょうから秋田なので。秋田マスターズっていう試合があるんですけど、そこでちょっとだけ頑張りたいと思いますね。というのは嘘で(笑)。最近は国際大会で結構ダブルスの方では上位に成績を残せるようになってきたので、優勝は狙うんですけど、確実に勝って挑戦者の気持ちで頑張りたいと思います。

吾妻ランニングと筋トレが大っ嫌いなので、みんなと楽しんで乗り越えて、ご飯食べるのが好きなのでそれに向けて乗り越えようと思います。


緑川大輝(スポ1=埼玉栄)・鈴木ゆうき(社2=宮城・聖ウルスラ学院英智)

――優勝おめでとうございます。今の気持ちは

鈴木うれしいです。ありがとうございます。

緑川うれしいです。

――どういう風にプレーしようとか、どのように考えていましたか

緑川特にないです!練習も1回もしていないので、ぶっつけ本番でやりました。フィーリングって言っていました。

鈴木そうですね、言われました(笑)。

――全体を通して緑川さんのスマッシュが決まっている印象でした

緑川 決まってました?

鈴木決まってたよ(笑)。

緑川いや、そんな、自分のスマッシュ速くないので。前の人が止めやすいように打っていました。それがうまくいっていたんじゃないでしょうか。

――鈴木さんはサーブで苦しめられていたように思います

鈴木勝手に苦しんだだけです(笑)。ルールが変わっても変わっていなくても、もともとサーブが苦手なので。はい。

――準決勝の相手は先輩となりましたが、どのような心境でしたか

緑川深く考えず。先輩というのを忘れて、とりあえず、挑戦者の気持ちで頑張りました。

鈴木同じです。

――決勝はサイドを突いたショットが多かったですが、コースで気をつけた点は

緑川相手の女の選手が身長高くて、手足も長いので、コースも少し考えないと止められたり、自分たちが苦しいかたちになってしまったりするので、そういったところを考えました。女子の前を抜くということを考えて、サイドを狙っていました。

鈴木いや、ただ、ミスをしないように気をつけました。

――相手のスマッシュのレシーブが良かったように感じたのですが、意識していたことはありますか

緑川特にないですね。

鈴木私は構えが遅いので、全部自分のところにくると思って構えていました。

――緑川さんのスマッシュが1本で決まらなかったときに何か対応とかは考えていましたか

緑川初めから1本で決まるとは思っていなかったので、1本で決まったらラッキーだなくらいに考えて、次、次、というイメージでやっていました。決まらなくてもって感じでしたね。

鈴木同じです。

――夏合宿が始まりますが、強化したい点は

緑川いやぁ、行きたくないです。本音は行きたくないです。でも行くしかないので。体力面だったりフィジカル面だったりを強化したいです。

鈴木私は少しでも体力をつけられるようにしたいと思います。