8月8日から10日にかけて行われた全日本学生選手権(インカレ)予選に早大からは男子シングルスに7人、男子ダブルスに3組が出場した。男子シングルスでは新進王者を破った安上昂志(スポ4=福岡・柳川)や2016年インカレ王者の小林雅哉(スポ4=千葉・東京学館浦安)含む4人が本戦出場権を獲得。男子ダブルスは出場全組が本戦への切符を手にした。

★安上が新進王者を撃破!(男子シングルス)


激闘の末、新進王者を破った安上

 安上昂志(スポ4=福岡・柳川)、堀凌輔副将(社3=福岡・柳川)はフルセットの末に1回戦を突破。2016年のインカレ王者・小林雅は6−1、6−0のストレートで危なげなく予選決勝へと駒を進めた。樋口廣太郎は6−0、6-0、小久保蓮は6−2、6−2のストレートで快勝。本田映好(スポ3=岩手)はファーストセットこそ6−3で先取したものの、その後の2セットを落とし、逆転負けで敗退となった。丹下将太も熊坂拓哉(亜大)に対し、ファーストセットを奪われて迎えたセカンドセットを6−4で取り返し試合を振り出しに戻すなど粘りを見せたが、ファイナルセットを3−6で落とし初戦突破はならなかった

 小林雅は予選決勝でも6−2、6−1と快勝。自身最後のインカレで王者返り咲きを狙う。堀は「相手にうまく粘られてしまった」と高柳希旭(中京大)に対して4−6、3-6のストレート負け。惜しくも本戦出場はかなわなかった。小久保はサーブやストロークが冴え、相手を寄せ付けず6−4、6−2のストレート勝ち。樋口もファーストセットで6−5からブレークに成功すると、セカンドセットではその勢いに乗り6−2とし、初の本戦出場を決めた。
安上の決勝の相手は自身がこの大会で勝ちたい相手と述べていた関東学生新進選手権優勝の楠原悠介(法大)。ファーストセットはサーブや得意とするボレーが好調で楠原を圧倒し、6−1で奪った。しかしセカンドセットに入ると相手も対応を見せ始め、3−6でこのセットを落とした。迎えたファイナルセットでもワンブレークアップの5−2から3ゲームを連取されるなど両者一歩も譲らぬ展開となったが、6−5で迎えた第12ゲームのマッチポイントで安上のリターンエースが炸裂。強敵との死闘を制した安上が見事本戦出場を決めた。

★ダブルスは全組が本戦へ(男子ダブルス)


初出場となった畠山・増田組。見事本戦出場を決めた

 男子ダブルスの予選に臨んだのは小林雅・藤井颯組、高村・丹下組、畠山尚(スポ2=神奈川・湘南工大付)・増田健吾(社1=東京・早実)組の3組。1回戦、小林雅・藤井颯組は6−0、6−1の完勝で予選決勝へ。畠山・増田組は関東学生トーナメントで敗れていた中川舜祐・大野文也組(法大)に対し6−4、6−2でリベンジを果たして初戦を突破した。高村・丹下組は相手の棄権により決勝へと駒を進めた。

予選決勝でも高村・丹下組はファーストセットを6−0で奪うと、セカンドセットも6−4で取り切り、ストレートで快勝を収めた。小林雅・藤井颯組はファーストセットこそ6−1と難なく先取したものの、セカンドセットを5−7で落とした、それでも勝負のかかったスーパータイブレークではそれぞれ団体戦でも起用された経験のある実力を見せつけ、10−5でものにした。インカレ初挑戦となる畠山・増田組は予選決勝で慶大の平山浩大・伊藤竹秋組と対戦となったが、ファーストセットを6-2で奪うと、セカンドセットも第1ゲームから2ブレークを含む3ゲームを連取するなど6−2で圧倒し、見事本戦出場を決めた。

(記事、写真 林大貴)

結果

男子シングルス
▽1回戦
○安上昂志 [3−6、6−4、6−0] 黒澤陸人(駒大)
○堀凌輔 [6−3、3−6、6−0] 伊藤隆(日体大)
●本田映好 [6−3、1−6、2−6] 本郷荘一朗(慶大)
●丹下将太 [4−6、6−4、3−6] 熊坂拓哉(亜大)
○小林雅哉 [6−1、6−0] 戸澤侑也(信州大)
○樋口廣太郎 [6−0、6—0] 染谷和仁(松山大)
○小久保蓮 [6−2、6−2] 杉原健(中京大)


▽決勝
○安上昂志 [6−1、3−6、7−5] 楠原悠介(法大)
●堀凌輔 [6−3、3−6、6−0] 高柳希旭(中京大)
○小林雅哉 [6−2、6-1] 川島颯(慶大)
○樋口廣太郎 [7−5、6-2] 中村和暉(近大)
○小久保蓮 [6−4、6−2] 坂本光(青学大)



男子ダブルス
▽1回戦
○高村佑樹・丹下将太 [不戦勝] 合戸廉太郎・安増篤史(明大)
○小林雅哉・藤井颯大 [6−0、6−1] 緒方優介・馬崎稜也(東北大・日大工)
○畠山尚・増田健吾 [6−4、6—2] 中川舜祐・大野文也(法大)


▽決勝
○高村佑樹・丹下将太 [6−0、6−4] 米田伊織・阿部直人(福岡大)
○小林雅哉・藤井颯大 [6−1、7−5、10−5] 角野大地・石川雅也(甲南大)
○畠山尚・増田健吾 [6−2、6−2] 平山浩大・伊藤竹秋(慶大)

コメント

安上昂志(スポ4=福岡・柳川)

――本戦出場を決めました。率直な心境としてはいかがですか

本戦に行けたことも嬉しいですけど、きょうの試合でタフな中競り勝てたのが嬉しいです。

――ファーストセットは非常に調子が良さそうでした

相手のミスが結構多かったので、そこは自分自身ミスを減らしていって、相手にミスをさせるっていうのがうまくいっていたと思います。

――セカンドセット以降はタフな展開が続きました

セカンドは落としたんですけど、ずっといい感じでキープできていましたし、ワンブレークの差だったのであまり落ち込み過ぎずに。ただ相手の調子も良くなってきていたので、そこはしっかりミスを減らしながら自分の得意な展開にしていこうと考えていました。

――最後のリターンは気力ですか

最後僕自身つっちゃっていたんですけど、そこはもう強気で、0−40からせっかくデュースに持ち込めていたので、思い切り行くしかないと強気にいった結果だと思います。

――本戦へ向けて弾みになったのではないでしょうか

弾みになったとは思うんですけど、体力的に結構消耗したところもあるので、そこはしっかりリカバリーして本戦でも1個でも多く勝てるように準備したいと思います。