2時間の耐久レースを制すのは。 11日、お台場海浜公園で2020年東京五輪種目となっているマラソンスイミングのテストイベ…
2時間の耐久レースを制すのは。
11日、お台場海浜公園で2020年東京五輪種目となっているマラソンスイミングのテストイベントが行われた。マラソンスイミングとは男女共に10kmを泳ぐ、水泳のマラソンと言われている。2008年北京五輪から正式種目となった比較的新しい競技だ。
今回テストイベントとして行われたのは本大会の半分の距離となる、5km。990mを5周+50mのコースで行われた。世界各国から男女35人が集結、日本人選手は男子が9人、女子は4人出場した。あくまでも今回はテストイベントとなっており順位やタイムなど公式な記録は計測しないという中で行われた。

この日のお台場海浜公園の最高気温は35度、マラソンスイミングの競技を安全に行うために、国際水連(FINA)は「水温は31度以下」という一定の基準を設けている。
11日のテストイベントは当初女子は7時、男子は10時スタート予定だった。しかし前日に行われた監督者会議にて、水温31度以下で選手の安全を確保するためには、競技時間を前倒ししなければいけないと判断が下された。午前5時の水温は29・9度、男子は7時、女子が7時2分スタートに変更された。
それでも暑さとの戦いは選手達にとって最重要項目となるようだ。
2012年ロンドン・2016年リオ五輪2大会連続で出場している女子の貴田裕美選手は(34)は「思ったよりも暑さが厳しかった」と、レース後振り返った。自身の対策として冷たいジェルを入れて今回のテストイベントに臨んだが想像以上だった。この暑さの中、最後まで体力を保ちながらレースをどう進めていくのかというのが五輪本番でも、一つの鍵となってくる。

「環境への対応」が大事となってくるマラソンスイミング。2012年ロンドン五輪ではロンドン西部に位置するハイド・パーク内の湖で波がほとんどない状況で行われた。2016年リオ五輪ではリオデジャネイロの代名詞とも言えるコパカバーナのコパカバーナ要塞をスタートとして、気温も低く非常に波がある中でのレースとなった。
貴田選手もどんな状況でもしっかりと泳ぎきることができる力、また環境にすぐに対応できる力をこれからもつけていきたいと意気込みを語った。

2020年東京五輪で開催されるマラソンスイミングには男女各25名の選手が出場することができる。7月に韓国で行われた第18回世界水泳選手権で上位10名に入れば出場権獲得となったが日本人選手は10位以内に入ることはできなかった。残るは東京オリンピック世界最終予選会(時間・開催場所未定)や開催枠国で代表権を獲得する流れとなる。
自国開催の利をどう生かしていくか、東京五輪のマラソンスイミングは「お台場海浜公園」を会場に8月5日に女子、翌6日に男子の競技が開催される。スタートはいずれも8時予定となっている。決勝のみの1本勝負、果たして誰が制するのか。東京五輪の終盤を大いに盛り上げる。
