首位ソフトバンクを震撼させるサヨナラ勝ちの決着は、首位打者のロッテ角中がつけた。■角中は好機で「最低限の仕事」、鈴木も土壇場で同点打「野球は怖い」 首位ソフトバンクを震撼させるサヨナラ勝ちの決着は、首位打者のロッテ角中がつけた。 延長10回…

首位ソフトバンクを震撼させるサヨナラ勝ちの決着は、首位打者のロッテ角中がつけた。

■角中は好機で「最低限の仕事」、鈴木も土壇場で同点打「野球は怖い」

 首位ソフトバンクを震撼させるサヨナラ勝ちの決着は、首位打者のロッテ角中がつけた。

 延長10回、先頭の大嶺翔が中前打が放つと、平沢の送りバントで1死二塁。ソフトバンクのバリオスは岡田を敬遠し、根元も歩いて満塁で左腕の森福が救援した。予想通りの展開に、角中は1ボール2ストライクと追い込まれながらも122キロのスライダーを中堅に打ち上げた。

 角中は「最低限の仕事はしないと。(センターが)ギータ(柳田)でいやな感じがしたが、この球場はドームと違って、後ろに下がって(反動つけ)ストライクの返球をするのは難しい」とサヨナラを確信していた。

「ソフトバンクにあわやくば3つと思ったが、やはり強いですね。優勝の可能性がある限り勝つつもりでやっていく」

 鈴木もさすが主将という仕事をした。9回、吉村のエラーで2死満塁としてからサファテの155キロ初球を右前へ同点タイムリー。「(涌井の)負けを消せてよかった。あそこは初球しかないと思ってバットを今年一番短く持った。野球は怖い。これからも最後まで集中してやります」。鈴木がお立ち台でこう話すと、本拠地は大歓声に包まれた。