◆JR東日本カップ2019 第93回 関東大学サッカーリーグ戦【2部】◆

8月7日 対関東学大 茨城・RKUフットボールフィールド

関東リーグ第10節は7日、茨城県のRKUフットボールフィールドを会場に行われた。関東学大と対戦した立大は8分に先制を許すと、後半にも守備面での連携ミスから2失点。82分に大塚(営3=前橋育英)のFKに桂島(法3=八千代)が頭で合わせ1点を返すも及ばず、今季5敗目で順位を10位に落とした。前期リーグ最終戦となる第11節は本日行われ、3位の日体大との対戦を迎える(18時・埼玉スタジアム2002第2グラウンド)。


試合後、茨城まで駆けつけた応援団に挨拶する選手たち

大応援団の声援もむなしく、試合後は“暗闇”が立大イレブンを包み込んだ。中断明けの2試合で8失点と守備が崩壊。総得点もリーグワーストタイの12得点(第10節終了時点)と決定力不足に悩み、目標勝ち点である「25」が遠い。「自分たちは守備から組み立てようとしたが全然ハマらなかった。前節から本当に何も変わってない」。試合を振り返る大塚の言葉が印象的だった。

吉田(コ4=JFAアカデミー福島)・井浦(済4=東久留米総合)ら主力選手を欠く立大は、大敗を喫した前節から先発6人を入れ替え4−4−2の布陣を採用。原大(営3=セレッソ大阪U−18)と今季チーム最多3得点を挙げている佐藤大(コ4=光陵)のツートップを前線に置き、中盤の大塚を起点に厚みのある攻撃を狙った。


この試合でキッカーを担当した大塚は攻守にわたってチームに貢献した

確実にチャンスは作れていた。8分に先制を許すも、中盤で徐々にリズムを作り出し始める。すると14分、大塚とのパス交換から抜け出した原がゴール前に迫りシュートを放つ。19分には右サイドをドリブルで突破した佐藤のクロスに原が滑りこみ、こぼれ球に桐(コ2=日大藤沢)が反応。ゴールとはならなかったが、その後も狙い通りの攻撃を組み立て得点の匂いを漂わせた。

それでも“勝てる雰囲気”を作り出せなかった。56分、バイタルエリア(※)で相手FWに前を向いた形でボールを受けられると、そのまま中央突破を許し追加点を献上。さらに77分にはGK村田(済1=大宮アルディージャY)のキックミスを突かれ、試合を決める3点目を与えてしまう。一矢報いたい立大は、途中出場の中上(文4=ジェフユナイテッド千葉U−18)が右サイドからチャンスを演出。82分には「練習から良いイメージができていた」というFKから桂島が点を決めるも、流れの中から点を奪うことはできなかった。


ヘディング弾で今季初得点を挙げた桂島

前期最終戦を勝利で飾りたい立大だが、“不吉なデータ”が行く手を阻む。今季、ナイトゲーム(※)の試合は全敗中であり、第7節の慶大戦(0−4●)、第9節の拓大戦(0−5●)はともに大量失点を許している。涼しい時間帯に行われるため暑さはそれほど酷ではないが、紫の戦士たちにとっては“新たな敵”との戦いが強いられそうだ。

攻撃の要である大塚は「(ナイトゲームの)影響はそんなに無く、個人的には夜の方が涼しいしプレーしやすい(笑)」と笑いつつ、前期リーグの総仕上げとなる大一番に向けては「応援の人も遠くからたくさん来て下さるため、そういう方に不甲斐ない試合を見せないように。前期ラストの試合なので、応援を力に気持ちで勝ちたい」と力強く意気込んだ。中盤での巧妙なボールさばきが持ち味の背番号20が声援を力に変え、低調気味の立大に光明をもたらす。

(8月9日・小根久保礼央)

※バイタルエリア
得点につながりやすいエリアのこと。一般的にはDFとMFの間のスペースのことを言う
※ナイトゲーム
夕方〜夜間にかけて行われる試合のこと。関東リーグは18:00キックオフ