「リオデジャネイロ五輪テニス競技」(8月6~14日/オリンピックテニスセンター:バーハ・オリンピック・パーク/ハードコート)の男子シングルス3位決定戦で、第4シードの錦織圭(日清食品)が第3シードのラファエル・ナダル(スペイン…

 「リオデジャネイロ五輪テニス競技」(8月6~14日/オリンピックテニスセンター:バーハ・オリンピック・パーク/ハードコート)の男子シングルス3位決定戦で、第4シードの錦織圭(日清食品)が第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)を6-2 6-7(1) 6-3で倒して銅メダルを獲得した。試合時間は2時間49分。

 日本人選手のオリンピックでのメダル獲得は、1920年アントワープ大会の男子シングルスで銀メダルを獲得した熊谷一弥(熊谷は同大会で柏尾誠一郎と出場した男子ダブルスでも銀メダルを獲得)以来で96年ぶりの快挙となる。

 錦織はナダルと11度目の対戦で、昨年8月のモントリオール(ATP1000/ハードコート)以来の2勝目を挙げた。今シーズンは3月のインディアンウェルズ(ATP1000/ハードコート)の準々決勝と4月のバルセロナ(ATP500/クレーコート)の決勝で対戦し、いずれもナダルがストレートセットで勝っていた。

 今大会の錦織は1回戦でアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)を6-2 6-4で、2回戦でジョン・ミルマン(オーストラリア)を7-6(4) 6-4で、3回戦でアンドレイ・マルティン(スロバキア)を6-2 6-2で、準々決勝では第6シードのガエル・モンフィス(フランス)を7-6(4) 4-6 7-6(6)で下してオリンピック初の4強入り。準決勝ではロンドン五輪の金メダリストで第2シードのアンディ・マレー(イギリス)に1-6 4-6で敗れていた。

 錦織の五輪出場は2008年北京、2012年ロンドンに続いて3度目。北京では初戦敗退に終わったが、ロンドンでは準々決勝に進出し、銅メダルを獲得したフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)に4-6 6-7(4)で敗れていた。

(テニスマガジン/Tennis Magazine)