プロ野球は14日、各地で6試合が行われた。セ・リーグでは、巨人がヤクルトに快勝。先発のマイコラスが8回6安打1失点の快投で、昨年から外国人最長タイとなる14連勝を飾った。■マイコ14連勝は外国人最長記録、広島大瀬良が今季初勝利、ロッテはSB…

プロ野球は14日、各地で6試合が行われた。セ・リーグでは、巨人がヤクルトに快勝。先発のマイコラスが8回6安打1失点の快投で、昨年から外国人最長タイとなる14連勝を飾った。

■マイコ14連勝は外国人最長記録、広島大瀬良が今季初勝利、ロッテはSBにサヨナラ勝ち

 プロ野球は14日、各地で6試合が行われた。セ・リーグでは、巨人がヤクルトに快勝。先発のマイコラスが8回6安打1失点の快投で、昨年から外国人最長タイとなる14連勝を飾った。打線はギャレットの一発などで6回までに館山から4点を奪うと、8、9回には救援陣を攻めてダメ押し点を奪った。ヤクルト打線はマイコラスに抑えこまれた。

 広島はDeNAとの接戦を制した。来日初先発のヘーゲンズが5回3安打1失点とゲームを作ると、2番手・大瀬良も1回を3者凡退に抑える好投。同点の7回に約2か月ぶりに復帰したエルドレッドが勝ち越しの17号ソロを放った。さらに石原のタイムリーで1点を加え、救援陣がリードを守り切った。DeNAは負け越しとなった。

 阪神は中日に快勝した。初回に江越がドラ1左腕の小笠原から先制2ランを放つと、4回には押し出し四球や大和のタイムリーなどで3点を追加。5回には2番手・山井から高山が3ランを放ち、8点差とした。先発の岩崎は7回7安打1失点の力投で3勝目。中日小笠原は踏ん張りきれず、6試合目の先発でもプロ初白星をつかめなかった。

 パ・リーグでは、ロッテがソフトバンクに競り勝った。ロッテ涌井、ソフトバンク岩嵜と両先発投手が好投し、8回まで両チーム無得点。ソフトバンクは9回、ようやく涌井をつかまえ、今宮、中村晃の連続タイムリーで2点を奪った。しかし、ロッテはその裏に守護神サファテから2死満塁のチャンスを作ると、鈴木が同点タイムリー。土壇場で試合を振り出しに戻した。そして、10回に角中が1死満塁でサヨナラ犠飛。劇的勝利で勝ち越しを決めた。

 西武はオリックスに快勝した。1点を追う3回に渡辺のタイムリーで追いつくと、続く呉のタイムリーで勝ち越し。6回には浅村、7回には山川がソロ本塁打を放ち、突き放した。先発の高橋光は7回1失点の好投で4勝目。オリックスは先発の山崎福が5回3失点と踏ん張れず、打線も5安打に終わった。

 日本ハムは楽天との接戦を制した。先発・加藤は5回に先制を許すも、直後の6回に大谷が7試合ぶりの一発となる17号2ランを叩き込み逆転。6回には左翼・西川がダイビングキャッチ、9回には一塁・中田が華麗なバント処理を見せるなど、1点のリードを投手陣の力投と堅い守備で守り切った。首位SBとはついに2ゲーム差に迫った。

【セ・リーグ】
◇ヤクルト 2-9 巨人(神宮)
勝 マイコラス(3勝0敗)
敗 館山(1勝4敗)
HR【ヤ】バレンティン21号【巨】ギャレット19号

◇DeNA 2-3 広島(横浜)
勝 大瀬良(1勝0敗)
敗 今永(6勝7敗)
S 中崎(2勝4敗22セーブ)
HR【広】エルドレッド17号

◇阪神 8-1 中日(京セラドーム)
勝 岩崎(3勝4敗)
敗 小笠原(0勝4敗)
HR【神】江越7号、高山4号【中】近藤1号

【パ・リーグ】
◇ロッテ 3-2 ソフトバンク(QVCマリン)
勝 南(3勝3敗)
敗 バリオス(0勝2敗)

◇西武 5-1 オリックス(西武プリンス)
勝 高橋光(4勝9敗)
敗 山崎福(2勝2敗)
HR【西】浅村17号、山川4号

◇楽天 1-2 日本ハム(Koboスタ宮城)
勝 加藤(4勝1敗)
敗 辛島(1勝4敗)
S マーティン(2勝0敗16セーブ)
HR【日】大谷17号