各国の熱い戦いが繰り広げられている2020年東京五輪・パラリンピック会場となっている東京都の新設ボートコース・海の森水上…

2020年東京五輪・パラリンピック会場となっている東京都の新設ボートコース・海の森水上競技場で7日から世界ボートジュニア選手権大会が行われている。
この大会は18歳以下の代表選手によって争われる世界最高峰の国際大会となっており、男女14種目約60カ国から600人の代表選手が集結している。
東京五輪のテストイベントともなっており、9日には東京五輪・パラリンピック組織委員会がそのテスト内容を報道陣に公開した。

テスト内容は大きく分けて3つ。
①新設会場をどう上手く活用していくか
②暑さ対策
③フォトトラックの活用
会場となっている「海の森水上競技場」は6月に完成披露式典が行われたばかり。観客席と水上も非常に近く立派な施設となっている。この新設会場において五輪本番でどう競技を円滑に進めていけば良いのか。
役員・スタッフ・主催者との連携の取り方や、導線の確保など様々な点を本大会で確認を行っている。
例えば、ボート競技において最も重要な条件となる「風」。その向きや強さ、ボートに当たる角度等あらゆるデータから競技時間の変更をせざるを得ない状況になる場合がある。9日も競技時間を前倒し、インターバルを短くしていくなどの対処がなされた。

開幕した7日から連日最高気温35度を記録している海の森水上競技場。
8月に行われる2020年東京五輪パラリンピックに向け、各テストイベントで暑さ対策のシミュレーションが行われているが今大会ではボランティアの中に「ファーストレスポンダー」というポジションを配置した。会場内を巡回し、観戦に訪れた一般客の中で何か異変を感じたら声がけをして、早急に対処する。今大会でも1名、実際に声がけをして医務室まで連れて行った事例があった。
観客席の近くには競技をリアルタイムで見られるビジョンが設置されている。
ボートという競技をどう臨場感を持って映像でも楽しんでもらうことができるのか。今大会では「フォトトラック」を活用した。1レースごとに、車で並走しながら映像を撮影していく。今回実際に活用してみてどんな効果が見られたのか、検証して今後に活用していく。

今大会を通して、新設ボートコース・海の森水上競技場は素晴らしい会場である、と世界ボート連盟や日本ボート協会からは高評価の声が多数聞かれた。世界ボートジュニア選手権大会を成功させることで「また日本でも開催したい」と世界から思ってもらえるように。
それはまた2020年東京五輪・パラリンピックはもちろん、五輪開催以降の盛り上がりにも繋がっていく。