第10節は中大との一戦。開始早々、安部のゴールで先制するとその後も立て続けに点を重ね、前半だけで3点を奪う。後半も攻撃の手を緩めることなく、さらに1点を追加。最後まで強固な守備を見せ、4―0で快勝。次節の最終戦勢いをつける結果となった。




   試合はいきなり動く。前半5分、佐藤亮のスルーパスをうまく受けた安部が裏に抜けて、ゴール左隅に冷静に流し込む。前半20分には中川の2戦連続のゴールを奪って追加点。さらに前半29分には佐藤亮の積極的な守備からゴール前で混戦となり、安部が一瞬の隙を見計らってゴール左に蹴り込み、リードを3点に広げる。「ホットラインはある」(安部)。2点に絡んだ佐藤亮と安部柊斗のFC東京ホットラインはチームの強力な武器であることを見せつけた。後半も勢いは止まらない。後半27分、途中出場の小柏が左サイドで折り返すと、走り込んでいた中村帆高がゴール右に押し込んだ。「前線の良い攻撃があったことが最大の守備」(常本)。止まらない攻撃の波が、勝利をもたらした。

  次の試合で前期リーグ戦は終了する。勝てば、勝ち点30の大台を突破するチャンスとなる。次戦の順大はリーグ戦2位に浮上し、大臣杯の準々決勝でも対戦する可能性のある相手だ。「相手にどんな選手がいても今の明治なら負けないと思う」(安部)。勝利を挙げる度に自信を積み重ねてきた。リーグ戦の頂上決戦となる次の試合を制し、大臣杯への自信につなげる。

【市瀬義高】

試合後のコメント

栗田監督

――勝因をお願いします。

 「選手たちは勝ち負け以上に質やチームの締まりをこだわっています。また日々向上心を持ってやれていることだと思います」

安部

――試合の振り返りをお願いします。

 「結果的に4―0で快勝できたので、チームとしても個人としてもよかったと思います」

――ボランチではなくトップ下での出場となりました。

 「試合前に監督から得点に絡むプレーをしろと言われていたので、それは最初から意識していました。2点を取れたので期待には応えられたかなと思います」

森下

――次戦の意気込みをお願いします。

 「集中応援ということで絶対に明大生の前で勝利を掲げて、前期目標に掲げた勝ち点30を絶対に積み重ねられるように頑張ります。大臣杯にもつなげられるように今この瞬間から精進していきたいと思います」

常本

――残る課題を教えてください。

 「失点が危ういシーンがあって、それは一人一人のスキだと思うので個人的には修正していきたいと思います」