UCI MOUNTAIN BIKE(MTB)ワールドカップクロスカントリー(XCO)の第6戦が日本時間11日にスイスのレンツァーハイドで行われる。

レンツァーハイドは、スイス東部のグラウビュンデン州に位置するトップクラスのスキーリゾートである。標高1500mにある渓谷周囲の山にはいくつもの人気スキーコースがあり、FIS スキーワールドカップのレースも開催されている。夏にはマウンテンバイク、ハイキングを楽しむ人が多く訪れる。著名人にも人気の場所で、テニスのロジャー・フェデラー選手もここに別荘を持っている。

第6戦も日本から山本幸平が参戦。北京五輪から3大会連続でクロスカントリーに出場するオリンピアンは、今季のワールドカップ第1戦94位、第2戦59位、第5戦では自己最高順位を更新する46位。全日本MTBクロスカントリー選手権を10度制覇している山本が、日の丸を背負ってスイスの山を疾走する。その他は、現在ランキング首位のマティユー・ヴァン デル ポール(オランダ)、ニノ・シューター(スイス)、エンリケ・アヴァンチーニ(ブラジル)らトップ選手たちの走りにも注目だ。

女子では、東京五輪出場を目指すランキング首位のポーリーヌ・フェラン=プレヴォ(フランス)に注目。先日行われた第5戦では、ヨランダ・ネフ(スイス)を1/100秒差抑えて今季初優勝を飾った。

コースは全長4.2km、高低差188m、平均速度21.5km。男子は8周、女子は7周。コースの最高地点は1500mになるので、ヴァルノールほどではなくとも他のコースに比べると体への負担は多い。スタートはアスファルトで、しばらくすると登りに入る。コース幅があるのでポジション取りが大切なセクションで、コース全体で最も長い上り坂になる。坂を登り切ると幅が一気に狭まり、追い抜きが難しくなるため、レース序盤が大きなカギを握る。次のOschner Sport Dual Slalomは平行したラインが2つ敷いてある。ここも下りになっており、カーブやジャンプセクションも設置してある。途中に岩も多く敷かれているため、常にペダルをこいでないと一気に勢いが緩む。ライダーが自分や周りの様子が確認できる箇所でもある。その先にフィードゾーンが控えており、フィードゾーンを過ぎるとスピードを上げ、登りに入る。登り切るとShimano Jump Lineでジャンプが立て続けに2つある。次のセクションはGoPro Root Section。木の根っこや切り株などが多くある、かなり荒れたセクション。ここを抜けるとフィニッシュエリアが見えてきて、そこからはとにかくスピードを上げてフィニッシュを目指す必要がある。

クロスカントリー競技とは、周回コースを一定距離走ってゴール順を競う競技。1996年のアトランタオリンピックから正式競技となった。オリンピック用に定められた競技形態で、現在のクロスカントリーの公式競技はこれに準拠して開催されている。1周4~6kmの周回路を使い、エリートカテゴリで1時間30分から1時間45分の競技時間と定められている。 コースには2箇所以上のフィード/テクニカルアシスタンス・ゾーン(飲料、食糧、機材補給所)が設けられる。

スポーツブルでは、UCI MOUNTAIN BIKE ワールドカップクロスカントリー第6戦の模様を11日18時からライブ配信を予定している。

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