文=鈴木健一郎 写真=Getty Imagesノースウェスタン州立大を出たばかりの22歳に期待大名古屋ダイヤモンドドルフィンズは今日、新外国籍選手のイシュマエル・レーンとの契約が合意に達したことを発表した。レーンはノースウェスタン州立大を出…

文=鈴木健一郎 写真=Getty Images

ノースウェスタン州立大を出たばかりの22歳に期待大

名古屋ダイヤモンドドルフィンズは今日、新外国籍選手のイシュマエル・レーンとの契約が合意に達したことを発表した。

レーンはノースウェスタン州立大を出たばかりの22歳、ゴーグルを着用してプレーする姿がトレードマークのパワーフォワードだ。203cm117kgの体格を生かしてゴール下で攻守両面でインパクトを示すことに加え、ミドルレンジからのシュートも打つ技術を備える。

レーンはクラブを通じて「日本に行くのをとても楽しみにしています。早くチームに馴染み、皆さんの前でプレーしたいです」と名古屋Dのファンにメッセージを送っている。

名古屋Dではジャスティン・バーレル、ヒルトン・アームストロングが残留を決めており、レーンは3人目の外国籍選手となる。バーレルは在籍5年目を迎えるチームのエースだが、このところはケガでの長期離脱が多い。またゴール下のディフェンスとリバウンドではリーグ屈指の実力を持つアームストロングも34歳で、連戦が続くと体力的に厳しい。

今のレギュレーションでは外国籍選手が過密日程の中でも長い時間プレーするのが避けられず、若いレーンには得点やリバウンドはもちろん、連戦をこなすタフさも求められる。日本での実績が抱負なバーレルを追い越して、レーンがエースとして土日の連戦にフル回転し、バーレルとアームストロングを使い分けられるような起用ができればバランスは良くなるはず。

Bリーグがスタートしてから名古屋Dは一貫して日本人の若い選手にチャンスを与え続けており、昨シーズンには安藤周人のブレイクに繋がるなど、チームとしての成長が形になりつつある。軸となる外国籍選手が固まれば、さらに上も目指せるはず。レーンにかかる期待は大きい。