チャリティマッチやイベントへの出演などを通じて、東北への支援活動をしている錦織圭(日本/日清食品)。7月に株式会社LIXILの、2020年東京オリンピックに向けた復興プロジェクトイベントに登壇…

チャリティマッチやイベントへの出演などを通じて、東北への支援活動をしている錦織圭(日本/日清食品)。7月に株式会社LIXILの、2020年東京オリンピックに向けた復興プロジェクトイベントに登壇し、東北への想いを語った。

2017年から、LIXILの公式アンバサダーを務めている錦織。イベントでは、東日本大震災の被災地で供与を終えた仮設住宅の窓などアルミ建材を再利用して「東京2020 復興のモニュメント」が制作されることが発表された。

その後イベントのトークセッションに登壇した錦織は、アルミ建材を再利用するモニュメント制作について「やっぱり仮説住宅はこれからどうなっていくのかっていうのは、ちょっと疑問でもあったところだったので、こういうかたちでアスリートを応援してくれるモニュメントとして変わっていくっていうのはすごくいいアイディアだなと思いました」と話した。

震災発生当時は「アメリカでちょうど試合をしていた」という錦織。

「(海外の)たくさんの方から心配してもらったり、たくさんの人たちがこうやって日本をケアしてくれることによって、より復興の速度が早まったり、日本からも海外に向けてたくさんサポートしたりする時もあるので、こうやって世界が協力して良いかたちを作っていくっていうのは、すごく平和の象徴というか、これからすごくいい形で世界が協力していける場になるといいなと思います」

錦織は、松岡修造さんやマイケル・チャンコーチらとともに2011年から毎年チャリティイベント「ドリームテニス」を行うなど、テニスの力によって被災地への支援を行っている。

この日のトークセッションでは最後に「今回のこういう活動をきっかけに、さらにまた被災地への想いは強くなりました」「また色んなかたちで、被災地への関わりもこれから増やしていければいいかなと思っています」とコメントした。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」での錦織

(photo by Shaun Brooks/Action Plus via Getty Images)