30日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2019」に向けた男子日本代表・候補選手が発表された。候補選手に選出された一人、田中大貴選手。

彼の言葉に注目したい。今夏、W杯を控える日本代表のキーマンは何を想い、何を考えているのか。

21年ぶりに自力でのW杯出場を決めたバスケットボール日本代表"AKATSUKI FIVE"。その主力選手として活躍する彼の多忙な数時間にスポーツブルが切り込んだ。

3月中旬のとある日、ホームであるアルバルク東京のトレーニング施設で、ある想いを伝えてくれた。
 

「東京五輪が終わってからも、もっと成長できるという想いがある」

決して孤高の天才だったわけではない彼には、バスケ人生において欠かせない出逢いがあった。

「支えてくれた人たちがいたから、日本を代表するプレーヤーになれた」

次は自分が引っ張る番だ、揺るぎない信念は東京五輪を“目的地”から“通過点”へと変化させる。2020年、そしてその先を見据えた“今、この瞬間”のアスリートの胸中は、シンプルだ。
 

「同じルーティンを繰り返す、そこに集中しています」

心の迷いは技に表れる、という。フリースローの際、自分のルーティンに集中し、余計なことを考えないようにしている。精神面の強さが高い精度に直結しているのだという。

写真協力/スタジオアウパ

8月31日から9月15日にかけて中国で開催される「FIBAバスケットボールワールドカップ2019」。日本代表の中心選手としてコートを躍動する彼の目を通して見えたBリーグの成長に対する“期待”と、今のチームに対する“危機感”は常に持っている。

最後まで諦めない姿勢が日の丸を背負う覚悟と同じだ。
 

「W杯に行ける確信があった」

続けて「僕はひとりじゃない」とも語った田中選手。この言葉の通り、彼のバスケ人生と日本のバスケ界の躍進は密接に繋がっているはずだ。

今夏のW杯、2020年の東京五輪においても“田中大貴”という選手の存在を期待せずにはいられない。まずは、代表への切符を確実にし、さらなる成長とバスケ愛を確信したい。

取材・文/スポーツブル編集部
写真協力/スタジオアウパ

田中大貴選手が今春、ボートに綴ってくれた言葉