30日、2019年夏の高校野球の49代表校が出揃った。スポーツブルはかねてから、2020年に向けて自身の現役宣言をしてく…

30日、2019年夏の高校野球の49代表校が出揃った。スポーツブルはかねてから、2020年に向けて自身の現役宣言をしてくれた一人の野球人に注目している。

北海道日本ハムファイターズ・斎藤佑樹選手だ。

2006年に早稲田実業で夏の甲子園を制した斎藤に独占インタビューを敢行したのは、2018年夏。鎌ヶ谷の練習場での汗を流していた一日だった。

「(ハンカチ王子?)何だよその名前」

ハンカチ王子の愛称で一大旋風を巻き起こした斎藤佑樹。プライベートでも親交のあるインタビュアーによって知られざる斎藤の素顔を解き明かす。

「味方がエラーしたらイライラしていた」

容姿端麗でクールな印象のある斎藤だが、高校入学当初は「よくカリカリしていた」と、ハンカチ王子とゆかりのある人物がその素顔を明かす。さらにハンカチの使い方について追求し、野球関係者と一緒に食事に行った際のエピソードを打ち明ける。

「甲子園の期間だけで成長できた」

12年前、夏の甲子園決勝再試合で投げていた投球フォームこそが「究極の野球選手としての技術」だと分析した斎藤。プロとなったいま、肩のケガに苦しむ斎藤が目指す理想のフォームとは究極の技術だった。

写真協力/スタジオアウパ

そして、激闘の末に掴んだ夏の甲子園優勝。今も彼が野球人として最も大事にしていたことがある。それは、今の高校球児に伝えたいメッセージと共通する。それは、仲間との繋がりだった。
 

「野球は1人でやっても楽しくない…」

数年前のある日、野球関係者との食事の場に居合わせた斎藤は驚くべき発言をする。
 

「もう辞めるかもしれません」

そう心の内を明かした胸の内。さらに「辞めたくない」「辞めないといけない」複雑な心境の中で斎藤が導き出した答えには、熱い気持ちが込められていたこと。当時を振り返るシーンでは、苦笑いを交えながら野球人生の一部を話してくれた。さらに話題は、野球人・斎藤佑樹としてのプライドに及んだ。

「野球をやめちゃったら目指したいことも何もできない」

2006年、「ハンカチ王子」の愛称で日本中に大フィーバーを巻き起こした高校時代。

夏の甲子園決勝では田中将大投手擁する駒大苫小牧との引き分け再試合を制し全国制覇を成し遂げる。1大会で投げた69イニング・948球は今も最多記録として残る。進学した早稲田大学では東京六大学野球で通算31勝をあげ、ドラフト1位で北海道日本ハムファイターズに入団。

スポーツブルのインタビューでは、2020年まで現役宣言をしてくれた野球人・斎藤佑樹。

2020年と言わず、2030年までもマウンドに立って欲しいと、私達ファンは願ってしまう。ここまで真っ直ぐに、逃げることなく、自身の野球人生に向き合うアスリート。野球人・斎藤佑樹を応援せずにはいられないから。

取材・文 / スポーツブル編集部

写真協力 / スタジオアウパ