日本時間3日、UCIマウンテンバイク(MTB)ワールドカップダウンヒル(DH)第6戦が、イタリアのヴァル・ディ・ソーレで行われる。誰よりも早く丘を下りて、勝利の美酒を味わうのはどの選手か。

ヴァル・ディ・ソーレはイタリア北部、トレンティーノ州にある渓谷地域。アダメッロ山などのアルプスの山々に囲まれていて、南に位置するブレンタ・ドロモテは世界自然遺産地域に含まれている。第一次世界大戦の前まではオーストリアの一部であった。現在はイタリアだが、国境も近いためイタリア語とオーストリア・ドイツ語が使用されている。ウィンタースポーツのメッカであるため、多くの観光客がスキーやスノーボードをするために訪れる。冬以外の季節でも渓谷を流れる川でカヤックやラフティングが盛んだ。他にもハイキング、クライミング、サイクリングなど、アウトドアアクティビティを愛する人々を多く魅了する。MTBのコースはヴァル・ディ・ソーレ内のコメッツァドゥーラ自治体、ダオラーサという地域にある。

男子の注目は、今季5戦3勝のロイック・ブルーニ(フランス)。絶好調の23歳は、第5戦で惜しくも2位に敗れたが、ワールドカップランキングで首位を走る。他には、第5戦でブルーニを破り今季2勝目を挙げたアマウリー・ピエロン(フランス)。2018年のダウンヒルワールドカップ王者は、ブルーニと同年代で同じフランス出身だ。

女子では、初戦を制したターニー・シーグレーブ(イギリス)と今季2勝のレイチェル・アサートン(イギリス)が故障で離脱中。今季5戦消化したうち、3戦の勝者がいない混戦模様だ。そんな中、残りの2勝を挙げているのがトレーシー・ハンナ(オーストラリア)。第5戦のレ・ジェを制し、ポイントランキングで2位マリン・カビルー(フランス)に200ポイント差をつけて首位を走っている。第5戦では1位ハンナと2位カビルーの差はわずか0.677秒。第6戦でも熾烈な争いが期待される。

コースは、全長2.4km、高低差540m。スタート地点は1,400mの標高で、フィニッシュは800mほどの地点。平均勾配は22%で最大勾配は40%になる。非常にテクニカルで、大きなジャンプもいくつかある。最後のスパートは、岩と根っこで作られたカーブの後に飛距離20mにも達することができるジャンプがあり、スリリングな走りは最後まで目が離せない。

スポーツブルでは、第6戦の模様を、3日19時30分からライブ配信する。

ライブ配信はこちら