リオデジャネイロ五輪で8月12日、柔道男子100キロ超級が行われ日本の原沢久喜が銀メダルを獲得した。決勝でテディ・リネール(フランス)と対戦した原沢は、世界選手権7連覇の王者へ果敢に挑んだが指導ひとつの差で敗れた。

後半勝負を想定していた原沢。前半のうちに指導ふたつを受けるが、落ち着いて取り返そうと前に出る。だがリードしたリネールは組むのを嫌がり、原沢に柔道をさせない。絶対王者の露骨な逃げ切り態勢に会場からもブーイングが浴びせられた。

試合時間残り30秒でようやくリネールに指導が与えられるも時すでに遅く、原沢は序盤に受けた指導の差で敗れた。

この試合に日本のネットユーザーからは、「開始8秒で指導与えたらそうなる」「なんで攻めてるほうが指導で負けるの?」「リネールに指導ひとつしか与えられなかったのは意味分からない」などの反応が寄せられている。また海外の柔道ファンからも、「こんなの本物の柔道じゃない。恥ずかしいと思わないのか」「テディは間違いなく強い柔道家だよ。組手に関する指導の基準は見なおしたほうがいいね」「彼は決勝で柔道をしなかった。とても悲しいことだね」「控えめに言って今回の決勝には失望している」など、勝ちに徹したリネールへ厳しい意見が多い。

最後は釈然としない終わり方をしたが、今大会の男子柔道は全階級でメダルを獲得。4年後の東京五輪に向けてお家芸復活を印象づけた。

リオデジャネイロオリンピック イメージ(c) Getty Images

リオデジャネイロオリンピック イメージ(c) Getty Images