トップリーグ・日野レッドドルフィンズとの練習試合が、昨年に引き続いて実施された。前半は14―21と接戦を演じたが、後半終了間際に3連続トライを献上。終わってみれば24―50と、ダブルスコアでの敗戦となった。 &n…
トップリーグ・日野レッドドルフィンズとの練習試合が、昨年に引き続いて実施された。前半は14―21と接戦を演じたが、後半終了間際に3連続トライを献上。終わってみれば24―50と、ダブルスコアでの敗戦となった。
◆7・27 練習試合(日野自動車総合グラウンド)
▼対日野レッドドルフィンズ戦
明治24{14―21、10―29}50日野レッドドルフィンズ○
本来の力を発揮し切れなかった。「トップリーグが相手で、気持ちの面で受けてしまった」(左フランカー石井洋介・情コミ4=桐蔭学園)とレベルの高い相手を前にミスが散見。「自分たちの不用意なプレーから、ペナルティでエリアを取られた」(右ロック箸本龍雅・商3=東福岡)。許した8トライのうち5トライは、自陣ゴールライン付近でのセットプレーが起点。自らのミスからピンチを招き、失点を重ねる格好となった。
頼もしい戦力が戻ってきた。2月に行った肩の手術の影響で戦列を離れていた左センター森勇登(政経3=東福岡)。1月の大学選手権決勝以来、約半年ぶりのスタメン出場となった。復帰戦ながら、前半39分にはインゴール右隅へトライを挙げるなど健在ぶりをアピール。「(ケガ明けの)怖さも全然なかった」と試合後には充実感を漂わせた。春シーズンで多くの選手が台頭したセンターのポジション。「みんなアピールしてきていたので、自分も負けないように」(森)。レギュラー再奪取へ名乗りを上げた。
1カ月後には対抗戦が開幕。異例の8月開幕に加え、初戦から強敵・筑波大との対戦が控える。「不規則なスケジュールで難しいところもあるが、夏合宿でまとまっていきたい」(石井)。秋本番へ向け、この夏でさらなるレベルアップを図る。
[藤里陽]
試合後のコメント
左プロップ安昌豪(営4=大阪朝鮮)
――日本代表経験者の浅原拓真選手(日野レッドドルフィンズ)とスクラムを組みました。
「めちゃめちゃ強かったです。久々に明らかに強いなって思う人と組めました。ヒットした瞬間は『あ、これいけるな』って思ったのですが、そこから力を流されたというか、圧力もすごくて、代表のレベルの高さが伝わってきました。姿勢が低いのもそうなのですけが、こっちの仕掛けを流すのがうまい人でした」
箸本
――チームとして収穫はありますか。
「前半のところでFW全体として、全部受けちゃっていて、明治のFWらしさ、激しさがなくて、ファイト出来ていなかったです。後半の入りところは明治らしいディフェンスができて、それを前半からやっていけるようにしたいです。大学レベルではあまり見つからない課題が結構見つかったので良かったなと思います」
石井
――ディフェンスはいかがでしたか。
「自分たちのディフェンスはできているところはできていましたが、相手のアタックに上手く対応できませんでした。自分たちが意識しようと思っていた細かいところを出せずに、ずっとやられてしまいました」
スタンドオフ山沢京平(政経3=深谷)
――今日の振り返りをお願いします。
「前後半通して、明治のラグビーをしっかり出せなかったのと、ディフェンスで少し受けてしまったところが良くなかったです」
森
――復帰最初の試合がトップリーグとの対戦になりました。
「強度としても良い経験にもなりました。怖さは全然なかったです。セットプレーでやられたところはありましたが、グラウンドのプレーではタックルもやれていたと思います」